2002年1月14日(月)
「フェルトソールの張り替え」

年も明け、渓流解禁ももうすぐです。
オフシーズンは管理釣り場、フライタイイング、新しいタックルの購入といろいろ忙しいですが、
忘れてならないのがウエーダーやウエーディングシューズのフェルトソールの張り替えです
張り替えはなんといっても古いソールをはがすのが難作業です。
私もカッターで少しずつ切り取ったりしていましたが、ゴム底まで切ってしまったりしてうまくいきませんでした。
それにとにかく時間がかかって疲れます。
シーズンごとにウエーディングシューズを買い換えようとも思いましたが、ちょっともったいない。
以前ある雑誌で、お湯につけるとはがしやすくなる、と書いてありました。
しかし靴はけっこう大きいのでお湯につけるのは難しい。
そこで考えたのがスチームアイロンを使う方法です。
この方法ですと簡単にフェルトソールをはがすことができますので、ご紹介します。
ただ、接着剤の種類やゴム底の材質によってはうまくいかないかもしれません。

画像がありません アイロンを加熱します。
我が家にはスチームアイロンがあったのでこれを使いました。
普通のアイロンでも問題ないと思いますが、
フェルトは空気を多く含んでいるようなので
スチームアイロンの方が効率的かもしれません。
シューズはあらかじめきれいに洗って乾かしてあります。
画像がありません いらないタオルを靴底にあてます。
別になくてもいいんでしょうけど
気分的にはあった方がいいです。
画像がありません 靴底に熱を加えます。
この時少しくさいです。
フェルトに残っている川や湖の成分が
熱でにおうのだと思います。
画像がありません ある程度熱したらつま先をはがします。
画像がありません はがれない接着剤やフェルトソールにくっついてしまうゴム底は
カッターで切りながらはがします。
熱を加えては、はがす。これを繰り返します。
手でも簡単にはがれてしまいます。
画像がありません 片側が終了です。
作業開始から15分ではがれました。
画像がありません もう片方もはがれました。
昨年よりもきたなくはがれてしまいました。
やはりゴム底が劣化してしまうのでしょうか。
画像がありません 後はご存知のとおり。
靴底とフェルトに接着剤を塗って乾かします。
画像がありません 接着剤が乾いたら貼り付けます。
画像がありません 圧着の方法として木槌でたたく等するようですが、
私は履いてそこらを歩き回ります。
画像がありません さらにロッドケースを足の下でごろごろやって
圧力をかけます。
後は接着剤が固まったら余分なフェルトを切って完成です。
今シーズンの準備もできました。