「ブナの森でキノコ狩り」
2004年10月22日(金)くもりのち雨
<写真提供:森と水>
今日と明日は「森と水」のキノコ狩りツアーに参加です。
9時、長野駅に到着すると改札でガイドの三井さんが待っていました。
8月に沢登りツアーでご一緒したISさんも今回のツアーに参加予定でしたが、急用のためこられなくなったそうです。残念。
このため参加者は私一人でした。

車で登山口まで移動。山に近づくと紅葉がきれいです。さすが長野は早いですね。
ザックを担いでしばらく山道を歩いた後に道を外れ、この辺から探しましょうと言うやいなや、三井さんがナメコを見つけてしまいました。
ナメコといえば八百屋かスパーでしか見たことがないので感動、する間もなく採り込みにかかります。
ナメコはナイフかはさみで切り取るのだそうです。
ナイフでナメコを収穫。
ぬめってますねえ。
<写真提供:森と水>

その周辺をさらに捜索していくつかキノコを発見。こうしてみるといろいろあるんですねえ。感心しつつ採集。
お昼を食べた後はがさがさと山中を移動しつつ、怪しい倒木あればチェック。
私もいくつかキノコを見つけました。
キノコには採り頃というのがあるのだそうです。考えてみればあたりまえですが、小さいのは食いでがないですし、大きすぎると枯れてしまったり虫に食われてしまったりするわけです。ですから頃合の状態のを見つけて採るのが肝心なんですね。

三井さんに「キノコを探す時は立ち止まってからにしないと足を踏み外したりして危ないから」と注意されます。
なるほどと思いましたが、すぐに踏み外してしまいました。

夕食には充分な量が採れたので沢まで行ってキノコを洗います。
キノコには虫やゴミがついています。特にナメコには2ミリくらいの羽虫のようなやつがかさの裏のひだの中にたくさん隠れていました。
水につけて洗うと大半の虫は落ちてしまうのですが、なにせ数が多いのでいくらか残ってしまいます。
沢の水は冷たく、だんだん手が痛くなってきたので適当なところであきらめました。
ここでキャンプ用の水も補給しました。
<写真提供:森と水>

テン場はこれまた道から外れたブナ林の中にある平地でした。
テントを張ると三井さんは夕食の準備。私はあたりを散策。
30分ほど歩き回っていたらどっちがテン場だかわからなくなりあせりました。大きな声で三井さんを呼ぶと返事があったので、そちらを目指していくとすぐに戻れました。遭難てのはこうしてなるんですねえ。勘の悪さはピカイチです。

夕食のメインはもちろんキノコ鍋。
うまいですね。
キノコ鍋。
ホコリタケの茹でもの

マシュマロというか
はんぺんというか

珍味です





2004年10月23日(土)雨のちくもり
昨日は夕方から雨が降り始めましたのでテントの中で夕食を食べ、荷物を整理してシュラフに入りました。
夜半にはすごい降りになり、うるさくてなかなか寝られませんでした。

「だいぶぬれたなあ」
と言う三井さんの声で目を覚ますとびっくり。私の足元の方に水溜りができ、なんと三井さんの箸がぷかぷか浮いています。
水をかき出して朝食。
テント内に浸水

朝食のメインはキノコの味噌汁。
うまいですね。

朝食の後は周辺でキノコ狩り。シロナメツムタケがたくさん採れました。
(左)シロナメツムタケ
<写真提供:森と水>

(下)食べたら死んじゃうキノコ

キノコ狩りは宝探しっぽくって楽しいです。6月に行った山菜採りよりは私の性に合ってます。
テントをたたんで出発。山道を進みます。
途中でキクラゲがあるというので山肌を少し登って探したのですが、残念ながら今年は出ていなかったようです。
そのかわりナメコを発見。虫も少なく大きさもちょうどいいのでたくさん採りました。
山を下りる頃には雨もやみました。

初のキノコ狩りは三井さんのおかげで大漁。
楽しい2日間でした。