「硫化水素」
2007年1月19日(金)
少々疲れたので、新江ノ島水族館に行く。リニューアルされてからは初めてである。
こういうところに来ると、他のお客さんの話し声もおもしろい。ウミガメの水槽の前で「スッポンや」などと言っている人もいて楽しいのである。もっとも昨年、北海道に行ったときにはカミキリムシを見て「ゴキブリ」と言っている人がいた。ここまでくるとどんなもんかと思う。

展示で一番興味深かったのは「深海コーナー」。
私たちの関わっている生態系は基本的に植物の光合成からスタートするわけだけど、深海には太陽光が届かないためこれとは違う生態系が存在する。海底から湧き出る硫化水素をエネルギーに換えるバクテリアがいるそうで、こいつらを体内に取り込んで生きているエビやらゴカイやらがいるのだ。展示ブースでは太陽光をエネルギーとする生態系に対し「地球を食べる生物たち」といううまい説明を行っていた。深海コーナーではこういった生物たちを展示している。その辺の磯にいるヤドカリを獲ってきて飼うのとはわけが違うのでたいへんだと思う。

水族館につきものの海獣ショウ。これには少しがっかり。
イルカ中心のショウだったが内容が貧弱である。八景島シーパラダイスに劣るだろう。まあ、飼育している動物に芸をさせることについての意見はいろいろあるので一概には言えませんが。昔の方がよかったなあ。

魚どもを見て気分がよくなった。
帰りにシラス丼を食す。



相模湾大水槽の中で魚を紹介するお姉さん。
何匹かの魚には名前がついているのだ。
ちょっと見にくいけどミノカサゴのナントカちゃんちゃんと遊んでいるところ。
ミノカサゴが子犬のようにダイバーを追う。

観客からは「かわいいー」の声。
右手が検温されるアザラシ。
健康第一だ。
左手は飼育係とお話しながら餌をもらうオットセイ。
食い過ぎに注意だ。







反省は大切だ。
深く深く反省しろ。
それはきっと役に立つ。

かもしんない。