2001年4月1日(日)晴れ
「泳げニジマス」

昨日、横浜は雨と雪。今日は一転して快晴。
4月1日から伊豆の狩野川は本流もフライ・テンカラが解禁!(5月半ばまでとのこと)そちらに興味もありましたが、明日は仕事でもあるし、風邪気味でもあるので、近場に決定。酒匂川水系の狩川に行きました。
5時に出発しようとしましたが、なんと!昨日の雪と寒さで車が凍ってました。
少し手間どって8時少し前に到着。8時の水温は8度。しかし深みに魚影があり、ミッジ、カゲロウのハッチもあります。
はりきって始めましたがライズはなく、ニンフでハヤのみ。

11時頃、下流に移動。橋から覗くといるいる。ライズも少しあります。
が、釣ってみるとライズの主はハヤ。あまりに大きいので写真に撮りました。

「だめかなあ」と思っていると、流れの中に大きな魚影。ニジマスのようです。わりと浅いところに定位して何か食っています。ニンフを流し込むとヒット!ところがすっぽ抜けるようにバレてしまいました。「しまったあああああ」
ところが不思議なことに魚は元と同じ位置にいます。???
とにかくラッキーだったことに違いはないので続けて狙いますが今度はうまくいきません。
風が強くなったせいもあるのでしょうが、うまくフライが流れません。そして魚はフライに反応しますが食いません。

インジケーターに反応したりするので、ニンフをやめ、ドライを投げ、フローティングニンフを投げてみますがだめ。もう一度ニンフに換えてやっと釣れました。結局この1匹に小1時間費やしました。
写真を撮ろうとして気がついたのですが、このニジマス、成魚放流ではあるのでしょうけど、左の目がつぶれています。身体には他にも傷があります。「こりゃすごいなあ」と思っていると、私が釣るのを見ていたのでしょう、橋の上から声をかけてきた人がいました。
「ニジマス?ニジマスが釣れちゃったのか」

ヤマメじゃなくて残念だね、という意味なのだと思いますが、それを聞いて何だか悲しくなりました。私は動物を擬人化するのは好きではありませんが、このニジマスはハンデにもめげず今日まで生きてきて、私と渡り合ったわけです。そのニジマスに「釣れちゃった」はないでしょう。
釣れちゃったんじゃなくて釣ったんです、と説明しようと思いましたが・・・まあ、やめました。

休憩の後、朝入った場所に戻り、小さなヤマメをCDCソラックスダンで追加しました。
今日はハヤ2、ニジマス1、ヤマメ1とにぎやかでした。