2001年12月8日(土)くもり
丹沢は冬です」

朝起きてみると、意外にもくもり。おやーと思って、関東甲信越の天気予報を見ると午後からは晴れるとのこと。しかし北部山間部では雪の所も。
冬ですねー。
今日は前回釣れなかったヤマメを求めて丹沢ホーム札掛渓流釣場へ行きます。
入漁券を買ってから前回やらなかった上流部へ向かうと、道の途中にまたしても鹿。このあたりは鹿の足跡と糞でいっぱい。
丹沢では鹿が木を食べてしまって被害が出ていると聞きますが、これだけいると無理もないんでしょうねえ。


今日は非常に寒く、苦戦を予想しましたが、川に入るとすぐにライズするイワナを発見。
こんなに寒いのに殊勝なやつ、と思ってフライを投げてみると、2回ほど反応しましたが後は見向きもしません。
後から考えるとこれが今日の(あるいは札掛はいつもそうなのかもしれませんが)パターンでした。
フライに反応するのは最初だけ。反応しなくなったら別のパターンに変えるか、少し間をおくと反応しました。
釣り上がって行きますが、なかなかフライには出ません。
しばらく歩いて魚影発見。フライをミッジピューパにしてキャスト。
やなやつ、全然フライ見ないぞ、と思っていたら意表をつく角度からイワナが飛び出し猛烈にフライにアターック!
よーし、これでボウズはないぞ。
このあたりからは魚影が濃いのか、こちらの姿を見て逃げ惑う魚多数。
今日、初めて見ましたが、魚っていうのは下流側の落ち込みにも飛び込んで逃げるんですね。私は上流に逃げるか岩陰にもぐるだけかと思ってました。


大きな堰堤が近づくと、魚が数匹泳いでいる淵がありました。大きなヤマメもいます。
フライを変えて粘りますがなかなか釣れません。おまけにいやな所に木が生えていて、フライを3つもロスト。むかつきます。
ニンフを何度も流して、やっとヒット。一番大きなやつではありませんでしたがけっこうな手ごたえ。
無事にランディングしたのですが、この魚はちょっと妙でした。私は寄せているときにパーマークが見えたので、ヤマメだと思ってのですが、ネットを覗いてみると銀色の魚です。
ニジマスかな?かたちが違うよなーと思って写真を撮り、リリースしようとしたらあれっ?身体の反対側の模様はヤマメだ、と気がつきました。
この魚は左側が銀色、右側がヤマメ模様という人生めちゃめちゃになりそうな魚だったのです。
残念ながらこれに気がついたのはリリースの瞬間だったので、写真は撮れませんでした。
その後、この淵ではヤマメをばらし、イワナをかけそこないました。

これが謎の魚。
写真のせいではなく、身体の左側はギンピカ。
右側は鮮やかなヤマメ模様でした。
病気か?
怪我か?


ここでお昼になりました。天気予報は当たらず、曇ったまま。気温が低く、寒いです。
さすがに駐車場でお湯を沸かしてカップラーメンを食べるのは悲しいので、丹沢ホームでカレーを食べました。
トマトがたくさん使ってあってたいへん美味!
また、ウエーダーをかけておくところやロッドスタンドも用意してあってうれしい限りです。

丹沢ホーム おすすめフライ? 佐藤成史氏のフライ 見代弘文氏のフライ


午後になるとうっすらと陽が射すようになり、ユスリカがハッチし始めました。時おりライズも見られます。
しかし寒さのせいか、それとも私の腕のせいか、フライを見切られることが多く、またフライに出てもすっぽ抜けたりとうまくいきません。
ユスリカを食べていると思うのですが、暗い色のフライに分があります。
CDCダン、ミッジピューパによく反応しました。


午後4時になると急に冷え込んできます。鼻水も出ます。
今日はこれでおしまいにします。