2002年3月9日(土)晴れ
「神様の存在」

「神様は本当にいるのか?」
これが本日の大見川釣行のテーマとなりました。
9時半ころ大見川の上流部に到着。ハッチなし。ライズなし。
先行者がいるせいでしょうか、まったくドライには反応がありません。マーカーをつけてイマージャーを結びます。
ここにはいるだろうとあたりをつけた落ち込みを何回も流すとマーカーが引き込まれます。すかさず合わせると手ごたえ!
アマゴだ、とパーマークを確認したとたんばれてしまいました。魚が少し小さかったでしょうか。くわえきれなかったのかもしれません。
実は今シーズンからミッジを除いてフックをバーブレスに変えてみました。
オフシーズンに管理釣り場に行ったところ、バーブレスフックを使用するように言われましたのでバーブをつぶして使っていたのですが、
トラブルがなく効率的に釣ることができるので切り替えてみることにました。魚にも優しいようですし。しかしこんなにいいことをしたのに結果はばれ。
今日は天気がよいのですが、風が時おり強く吹き、ちょっと肌寒い感じです。
昼までやってあたりがないので昼食としました。

大見川


午後は河川工事の影響がないといわれる地蔵堂川へ。わさび田がある川ですが、水が少しにおいます。水量が少ないのでしょうか。
車を止め、橋の上からのぞくとプールの真ん中で魚が泳いでいます。あ、ライズした。
車まで走って戻り、支度。橋の下流から川に降りて行きますが、さっきの魚はいません。しばらく様子を見ていると落ち込みの岩陰から出てきました。
あちこち泳ぎ回りながらライズします。見るとカゲロウがさかんにハッチしています。ソラックスダンを結んでキャスト。
しかし魚がじっとしていないので、なかなかうまくいきません。
何回か投げると魚がフライを見つけ、たたっと泳ぎ寄るとフライをくわえました。ワンテンポおいて合わせるとフッキング。
すごい引きです。

暴れる暴れる。こっち来い。よし。ネット、ネット。あー走った。そっち行くなー。止まれ。止まれ。よーしよし。暴れるなー。あれ?寄らない。すごい力。あ。

ばれてしまいました。

やっぱり神様はいません。いても私を見てないな。

しばらく呆然としていましたが、しょうがないので釣り上がろうと思ったところ、白泡の中に何かいます。魚だ。
ライズしました。よーし。いいぞ。いただき。やっぱり神様はいる、と確信しました。
白泡の中にいるせいかフライを見つけられないようです。こんどはいいでしょう。魚が来る。フライに出た。
よし!手ごたえがありましたが、すぐにふっと軽くなりました。魚はプールの中を走り回り、2回ジャンプして深みに消えました。
ラインを手繰り寄せてみるとティペットが切れています。さっきの魚とやり取りした時に傷がついたのでしょう。やっぱり・・・いないな。

地蔵堂川

その後、上流を釣りますが反応なし。
再びさっきのプ−ルに戻ってみると大きな魚がライズしています。ハッチもすごい量です。気をつけて息をしないと口や鼻に虫が入ります。
しかし、ドライにもニンフにも来ません。見には来るのですがUターンしてしまいます。日没までがんばりましたがだめ。ハッチがなくなったところで終了しました。
神様はいませんでしたがなかなか楽しい釣りでした。