裏磐梯遠征記(2002.4.27〜2002.4.29)



2002年4月27日(土)晴れのちくもり
「G川初釣果」
ゴールデンウィーク初日。朝早く出たつもりですが、首都高が渋滞。東京を脱出できません。
宇都宮まで一般道を走り、裏磐梯に着いたのは昼過ぎになってしまいました。
ペンション風来坊ではご主人の一美さんが待っていました。頼まれていたリーダーを渡すとさっそく一美さんとG川へ向かいます。

G川は去年ボウズをくらったところです。
まずは下流の方へ。黒く重い流れです。底石には藻がびっしり。川岸は葦で覆いつくされています。
ドライフライに反応があります。
これはいけるかなと思ったらヒット。しかし取り込み寸前でばらしてしまいます。だめだー。
しばらくすると虫が多くなり、ライズも始まりました。時々背中を見せるヤマメはでかい!
あれが釣りたいと思いますが、フライに反応するだけでくわえません。
「おーい」一美さんが呼んでいます。見るとロッドがしなっています。うまいなー。
私もなんとしても釣りたいのでイマージャーに変更。マーカーを付けて流します。
反応があります。合わせるとかかった、と思ったらばれてしまいました。
その次もばらし。

難しい流れを狙う一美さん

私がぼけまくっている間に一美さんは6匹ほど釣ってしまいました。
このポイントはこれで終わりにしてさらに上流へ移動します。

ここは以前一美さんと釣りをして雷雨に見舞われ、死ぬかと思った所です。
橋からのぞくとライズがあります。
この場所は一美さんが譲ってくれ、一美さんは少し上に入ります。
ポイントを順番に探っていきますが不発。ライズはあるのになー
上を見ると一美さんがまた釣り上げています。
1匹も釣っていません。困った。

一美さんが上から戻って来ました。
3匹釣ったそうです。
私もがんばらねば、と思ったらドライフライにドラグがかかって沈みます。
そこへ魚が走ります。合わせるとヒット。ばれないでー
やっと初釣果です。
その後も小さいのを今度は浮いているドライで釣りました。

小さいけどごついヤマメ ここの魚はすべて天然です

陽が傾いてくるとライズが増え始め、あれとあれよと言う間に一面でライズが始まりました。
「ライズだらけだー」
一美さんがうれしそうに言います。
しかし釣れないんですね、これが。
何度も何度も投げて、シャックをつけたフローティングニンフのようなパターンで、やっとやっと取りました。

満足です。







2002年4月28日(日)晴れのちくもり
「じいさん生きてたの!」
朝食の前にバードウォッチング。
見た鳥はノジコ(アオジ?)、ウグイス、ゴジュウカラ、アカゲラ等。ゴジュウカラはなかなか興味深い鳥でした。
朝食後は配偶者と写真撮影。桧原湖や大倉川を回ります。

大倉川を登っていくと見覚えのある軽トラが・・・
やっぱり漁協のじいさんです。
昨年は会わなかったので、てっきり死んだのではと思っていましたが。
このじいさんは私のことを気に入ってくれたのか、私のことを覚えてくれて、大倉川で会うといつもしばらく話をします。
もっとも完全な方言なので何を言ってるかは英語並みにわかりません。
今回は年券を購入したのですが、わかったセンテンスは
「年券はある」「16人」「上流がいい」「ゲートは閉まってる」「大丈夫」「頼めば」
等でした。

大倉川

午後3時半に昨日のG川で一美さんと待ち合わせ。ポイントを取られないように釣り支度をして川原で待ちます。
一美さんとドクターYさん登場。ドクターとは昨年の解禁期間最後の日に置賜白川でご一緒しました。
3人で分かれて釣り始めます。
私は昨日一美さんが釣ったポイントへ行きます。流れが速く釣りにくいところです。
流れのよれにドラグがかからないようにフライを流します。
大きな岩の手前で出ました。が、フライには来ません。
何回か流してみます。ピックアップするフライにヒット。しかし食いが浅くすぐに外れます。
でも最初に出たやつとは違うようです。
しばらく他を探った後、もう一度チャレンジ。
フライが岩を超えたところで飛沫が上がります。かかりました。
小さなヤマメですが、うまく取れてうれしいです。

もう少し大きいといいのですが・・・
この川のヤマメはよく引きます

その後、今日の風来坊のお客さんが2人合流。
イブニングライズは昨日ほどではありませんでしたが、このお二人は釣りました。
私はひたすら空振りで終わり。ちょとがっかりです。

一緒に釣った中のお一人はOさんという方で、インストラクションビデオにも出られており、
夜はいろいろなフライ関係の話を聞けて楽しく過ごせました。

でも一番おもしろかったのは、ドクターのアユの引っかけ釣りとサンショウウオの穴釣りの話でしたねー。

対岸の木の下に隠れているようなのですが・・・


2002年4月29日(月)晴れ
「大倉川不発」
朝5時起床。朝食前に一人で釣りに行きます。
歯を磨いているとOさんが部屋から出てきます。
「おはようございます。飲みすぎました。」
Oさんは水を飲むと再び部屋に戻られました。

外へ出てみると車に霜が降りています。走り出すのに15分くらいかかりました。

大倉川に行こうと思ったのですが、気が変わってG川に。
フライを流してみると反応します。わずかですがハッチもあります。
1時間ほどやって小さいのが1匹。
でもなかなかおもしろい。

次に大倉川に行ってみたのですが、こちらは反応なし。水温が4度しかありません。
G川は昨日の夕方で13度ありました。川によってずいぶん
違うものなのですね。
大倉川はもう少し日が高くなってからの方がいいのでしょう。

朝食後
他のお客さんと一美さんは釣りに出かけます。私は渋滞を避けるために家に向けて出発。
車がハイウエイパトロールに捕まりそうなくらい汚れたので、ガソリンスタンドで洗車してから高速に乗りました。







なお、この旅行の他の画像は野外の想いに掲載します。