2002年12月15日(日)晴れときどきくもり
「もらいもの人生」


今日はフォックスファイアー晴海トリトン店のRE釣行会。
今回の釣り場は茨城県にあるマルミフィッシングエリア。我家から150kmの彼方にある別世界です。

はあはあ言いながら10時過ぎに到着。
中へ入ってみると人がいっぱい。天気が良くなったので皆さん釣りに来たようです。
坂井店長とプロフェッサーKこと小林さんを見つけます。釣果はぼちぼちだそうです。
私も釣り券を買うと車に戻り、支度をしようとしました。ところが。
あれ?

フィッシングベストがない、ない、なーい。

しまったー。
出かける時にポンドの管理釣り場は荷物が少なくていいなあーなどと思っていたのですが、とんだ間抜けでした。
坂井店長にお願いし、リーダーとフライをもらいます。
小林さんの隣に入ります。
「カモノハシさん、(魚を)持って帰りますか?」
「はい。今日は持って帰ろうと思います。」
ここマルミフィッシングエリアでは300円くらいで魚を三枚におろし、切り身を真空パックにしてくれるそうです。

年に1回くらいはお土産があってもいいでしょう。
「それじゃうまそうなのが釣れたら差し上げましょう。」

ちなみに釣れるのはドナルドソン。
ここのホームページを見ると「1キログラム以下の魚はおりません」とあります。体重別なわけですね。ボクシングみたいです。
小林さんがすぐに釣り上げます。
「これはいいですね。どうぞ。」
自分で釣る前に魚をもらってしまいました。事務所に持っていくと帰りまで冷蔵庫に入れておいてくれるそうです。

左:さばき前
右:さばき後


私も釣り始めます。シンキングラインでやっていましたが、ライズも多く、ドライでもいけそうです。
ラインをフローティングに替えます。浮くフライがなかったので、小林さんからマルムシ1号をもらいます。
しばらくしてヒット。しかしばれてしまいました。
よーし。それっ。ヒット。
今度は思いっきりあわせをくれます。かかった。
重い重い。走る走る。
なかなか寄りません。やっとの思いで寄せると小林さんが掬ってくれました。
しかしながら私はこの1匹だけ。この後にも2〜3回あたったのですが、取れませんでした。
ヒレは擦り切れているものの
きれいな感じ魚が多い。
とにかく重く、走られると回りの人に少々迷惑が。
タモ網と魚籠は貸してくれます。

小林さんは回りが苦労する中、マルムシ1号で押しまくり、かなり釣り上げてました。さすがです。
8ビートで釣りまくる小林さん。
気分はジューダス・プリースト!

小林さんから釣りの合間に(というか1時間以上)いろいろな話を聞きます。
フライフィッシングフェスタでの講演のこと(うるさい、と苦情が来たそうです)、
来月発売のバサーに寄稿すること、その際にM16(小林さんが開発した対草魚用ベイトキャスティングシステム)が公開されること、
国際釣り博での講演の可能性と所得税増税問題の関連性についてなどなど。
今回も釣り場で笑いが止まりません。
特にトニー・レヴィン(キング・クリムゾン等で活躍するベース&スティック奏者)の奇行の話題はたいへん興味深いものでした。

昼を過ぎるとライズも少なくなりました。私はちょっと所用もあったので3時で終了。
坂井店長、小林さんにはフライ、リーダー、カップラーメン、カッター、魚など、いろんなものを提供いただきました。
ありがとうございます。





マルミフィッシングエリアは養魚場の風情。
鱒はみんな大きく、元気。
夏にはホシスズキも釣れるとのこと。