2003年9月6日(土)くもりのち雨のち晴れ
「陰気なヤマトイワナ」
今日は開田高原にやってきました。M川の入渓点で釣り支度をします。
前にも書きましたがこの川はちょっと緊張しますね。
「ここはやつら(クマ)のテリトリーですから」とプチビラMTおんたけのご主人が言っていたのをいつも思い出してしまいます。

テリトリー     いやな言葉
テリトリー     不吉な予感



川に降りてみると去年よりちょっと水が多いかな、という程度です。
さて、今日の開田高原の天気予報は昼までが雨。
日本海側を除き、全国的に晴れの所が多いのですが、なぜか開田は雨。降雨量は1ミリ。1ミリというとほんの霧雨です。
しかし、全てが裏目に出るカモノハシはこんなことは信じません
案の定、ロッドを組み立て、ラインを通し、リーダーを付け、フライを結んで釣り始めると、5分もしないうちに雨が降ってきました。
思わず空を見上げます。
私が何をした!?
右が入渓点。なんだかなー
けっこうな斜度です。


下はモミジ。
えっと思いましたが、枝が折れていました。
枯れてるんですね。

雨足はだんだん強くなってきますが、この川は木に覆われているところが多く、そこにいれば多少雨がしのげます。
暗くてフライが見えないので、エルクヘアカディスで釣り上がって行きます。
岩と流れの境目にできたかがみの部分にフライを漂わせると、ときどき魚がばしゃっとでますがすべて空振り。
雨は降るわ、釣れないわで、だんだん気分が暗くなっていきます。
天気予報では雨は昼まで。強引にそう信じていると2時間ほどで霧雨となり、それからしばらくして雨が上がりました。
よーしがんばるぞ。
大きな淵の岩の陰の部分にフライを流すとヒット!
「やったー」思わず叫びます。
釣れたのはヤマトイワナ。
これで気分がよくなりました。
左が左上のイワナが釣れたポイント。
こういう流れの弱い、
陰気な場所にいました。
ずいぶん深い所から
フライにアタックしていたようです。

流れのゆるい所を狙っていくと、その後2匹追加。この川での私の釣果としては上々です。
これで今日の釣りは終了。
苦労して川から出、プチビラMTおんたけにチェックイン。
御獄明神温泉のあるやまゆり荘に行って温泉に浸かり、早めに寝ました。





2003年9月7日(日)晴れ
「岩にニードロップ」
プチビラMTおんたけのご主人が作ってくれたお弁当を持って朝6時に出発。今日は初めて飛騨川を釣ります。
しかしこの日はダメでした。
最初にプチビラMTおんたけのご主人に教えてもらった川、次にのほーきさんに教えてもらった川に行きましたが、どちらの川でも釣ることができませんでした。
ドライフライによく反応するのですが、魚はフライを食いません。
しかも、のほーきさんに教えてもらった、と思っていた川は実はその隣の川でした。よく遭難せんなあ。
おまけに崖を降りるときに木の枝に足を取られて股裂き状態になったり、川の中で転んで岩も砕けよとばかりにひざを打ったりしてしまいました。
ちょっと危なかったですね。
のほーきさんに教わった正しい川をとりあえず確認して今日は終了。

いい天気でした。