2004年4月24日(土)晴れのちくもり、午後には雷雨
うちの子」

思い返せば昨年1月、凍りついた林道にびびりながら車を走らせ、丹沢でのヤマメ稚魚放流に参加。
あの時はひ弱かった稚魚たちも今は釣り頃・・・いやいや、そのたくましい成長ぶりを見るために丹沢の世附川に釣行しました。

久しぶりの林道歩きはこたえます。
他の方と話しながらですのでいくぶん気がまぎれるものの、17回ほど死にそうになりつつ私とBOSSさんが放流した沢に到着。

昨日までは夏日。今日は気温が下がりました。川に入ってみると特に目立ったハッチ(水棲昆虫の羽化)はありません。
やや不安になりつつ第一投。するといきなりドライフライに魚がかかりました。
幸先いいなあーと思い寄せてみると、なんとイワナでした。
ちょっとおもしろいことが。
しゃがんだまま岩に囲まれた淵を狙ったのですが、
自分の思っていたところと違うスポットで魚が出ました。
しかし魚はフライをくわえず、結局空振り。
フライを上の木の枝に引っ掛けてしまいました。
「ライズ」の名藤さんから「フライの回収はプロ並み(?)」
と評された私ですが、これはしゃがんだ状態でははずせず、
仕方なく立ち上がり枝をがさがさと引き寄せフライを回収。
ティペットがだめになってしまったのでティペットを交換し、
フライを結びなおしました。
これだけそばで動いてしまうと、
魚が警戒して普通そのポイントはもうだめですが、
ものは試しともう一度フライを振り込んでみました。
「これで釣れちゃったりして」
と思っていると本当にヤマメがガバッと出て、
今日一番の大物に(と言っても22〜23センチですが)


今日は虫の数が少なく、ライズも見られませんでした。
ただし魚の反応はそこそこあり、大きな淵のひらきには魚が出ていました。
フライを追う魚と無視する魚の差がはっきりしており、これは何でだかよくわかりません。
午前中いっぱい釣りましたが、天候が不安定で時おりすごく冷たい風が吹いていました。
場所によって気温差があったのかもしれません。
小さいけれど美形のヤマメ

間違いない!おまえはうちの子だ
イワナ

おまえはよそんちの子だ




釣りを終えて林道をてくてく下っていくと、2人のフライマンとすれ違いました。
「こんにちは」と挨拶をしたのですが、すれ違いながら「?」
振り返ると向こうの方も「?」と思ったらしく振り返りました。
その方は「どこかで見たような」と考えておられましたが、そのうち、
「去年のティムコの釣行会で奈良子に行った時、川に落っこちてデジカメを水没させた方ですよね!」
ととんでもないことを思い出しました。
だんだんと世の中が狭くなっていきます。



吊り橋人生