2004年5月1日(土)晴れ
「野に咲く花は問いません
世附川に行こうと、午前2時に東名高速道路に入りました。
すごい車の数ですねえ。ゲルマン民族の大移動もかくや、という動きが日本列島に起こっているわけです。
大井松田のインターを降りたときはほっとしました。

林道入口のゲートに着いてみると、釣り師は誰もいません。
さびしーなー
そこへ2台の車がやってきて、私の前に止まりました。
「おはようございます。」
車から降りてこられたのはFoxFire晴海トリトン店の釣行会で何度かご一緒したHさんでした。
毎度のことながら、釣り師というのは同じようなところに集まってくるのですねえ。
今日は友人の方と大又沢本流を釣るのだそうです。私も今日は大又沢にある沢へ行きます。
Hさんの連れのFさんはなかなかおもしろい方で、林道も楽しく歩けました。


Hさん達が川に入ってからさらに1時間歩いて、やっと目的の沢に到着。
この沢に入るのは初めてです。
と思ったのですが、実がこれが目的とは違う沢でした。ありゃま。
釣り始めてしばらくしてからここは違うと気がつきました。
事前に地図で確認し、この隣の沢は間違えやすいから、まちがって入っちゃう人もいるんだろーなー、などと思っていたのですが、自分がはまってしまいました。

登山道に戻り、さらに1時間弱ほど歩いてやっと目的の到着しました。
肉体的にも精神的にもきましたです。

あらためて釣り支度をし、ドライフライをティペットに結んで川面を流すとすぐにヤマメがヒット。
でも取り込む前にばれてしまいました。
今日はこのパターンが多かったです。釣り上げた魚と同じくらいの数がばれてしまいました。
なんででしょう?フライが全般的に大きかったのと、やはり合わせがあまいのでしょう。
ロッドがわりと柔らかいので、もう少し強めに合わせた方がいいのかもしれません。


8時から11時位までは虫の数も多く、大きなカゲロウやトビケラが飛び回っていました。
ひらきに出てライズしている個体もおり、そういうやつは多少離れたところにフライが流れても食ってきました。
そんなふうにあっさりフライに出るものもいれば、5〜6回流してやっとフライに反応する魚もいました。
しかし全般的に喰いがよく、楽しい釣りでした。
今日は新しく考案したドライフライ
「フライングクロスアタック壱号」をデビューさせました。
管理釣り場でのテストもなく、いきなり本番です。
少し心配でしたが、みごとにヤマメをゲット!
浮力・視認性ともに抜群。
これさえあれば無敵じゃー


そろそろ終わりにしようかと思いながら上っていくと、大きな淵がありました。今日はこういった淵でよく反応があります。
岩に隠れ、手前の筋を流します。何投目かでばしゃっと魚が出ました。寄せてくるとイワナ。
やったあと思った瞬間にばれてしまいました。
ロッドを握る手がピクピクと震えましたが、気を取り直して別な筋にフライを流します。すると今度はヤマメがヒット。
やったあー

ばれた
なんで、なんで、なんでばれたの、と傍らの花に問いかけてしまいました。


今日は天気もよく、森の緑に見とれることの多い1日でした。






川面も緑に染まります。