2004年5月22日(土)くもり時々雨
「増水中
川は増水気味でした。
先日、アニメーション映画「イノセンス」を見ました。すごい迫力でした。
あまり予備知識を持たずにIMAXシアターに行ったのですが、ストーリーが進むにつれて、「この前作を見たことがあるなあ」と思いました。
後で調べてみると前作は「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」。私は以前、有線放送でこれを見ていたのです。
こちらもたいへんおもしろい作品でした。
「イノセンス」も「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」もSFのいろいろなわざが登場し、知識がないとなにがなんだかわかんない、というところがあります。
その中のひとつが「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」に出てきた「光学迷彩」というやつです。
これはアーノルド・シュワルツネッガー主演「プレデター」でも謎の宇宙人が使っていましたが、自分の身体に当たる光を吸収もしくは屈折させ、相手から自分が見えないようにするものです。
「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」はこれがひじょうにうまく描かれていていました。
光の当たる角度が変わる瞬間に、ちらっと身体の輪郭が見えたりして、たいへんリアルでした。

今日は今年3回目の世附川釣行でしたが、ヤマメやイワナはまさに光学迷彩を使っているんだな、とふと思ったしだいです。
あそこにいるのかなあ、と見当をつけてフライを流すと、小さな影が見る間に魚の形に変わってフライに喰らいつきます。
SFだなあ、と一人渓の中で感動しました。

木曜日に台風の影響で雨が降り、今日あたりは食いが立つはず。と思って出かけました。
しかし考えることはみんな同じのようで、林道のゲートには10人を越す釣り人が集まっていました。
それで釣果は?というと、特によく釣れたということはなかったですねえ。たんに増水した川でした。
朝から曇ってしまい、気温が低かったのがよくなかったと思います。ハッチも少なめでした。
でも、いつもどおりには釣れたので特に問題ありませんでした。


問題は別のところで発生しました。
沢を遡り、この辺から釣ろうかと、タックルをセットして偏光グラスをかけました。
すると風景がまだらに見えるのです!
私の目はどうかなってしまったのか!とうろたえましたが、メガネをよく見てみると右のレンズがありませんでした。
調べてみるとネジがとれてしまったようです。がっくりしました。
偏光グラスがないと本当に釣りにくいもので、フライを見失ったり、あたりを逃したりとくやしい思いをしました。

次の問題はフロータント(ドライフライに撥水効果を与えて浮きやすくする薬品)。
ベストのポケットに手を入れるとない!フロータントがない!
去年の途中からフロータントをボトルタイプからチューブタイプに換えたのですが、失くしたのは2回目です。
チューブタイプは細いので、ベストのポケットのからすべり出てしまうようです。
いつもはベストにひもで結わえ付けているのですが、今日はそれをしていませんでした。
こちらも釣り始めてすぐに失くしてしまったので、今日はこまめにフライを交換して対応しました。
それにしてもフロータントがないとドライフライは浮きませんねえ。フライのタイイングについて考えさせられました。

午後から天気が崩れるかもしれないという天気予報でしたので、今日は少し早めに山を下りました。

前回の釣行で新作フライ「フライングクロスアタック壱号」が
釣果を上げたことに気を良くし、
今回は第2弾「ミラージュ4000」を発進させました。
ミラージュ4000は期待以上の成果。
世附川のヤマメどもをめったぎりにしました(喜)

上(左がミラージュ4000、右がフライングクロスアタック壱号)
下(ミラージュをがっぷり飲み込んだかわいそーなヤマメ)


帰りの林道で、フライロッドを持ったカップルとすれ違いました。
すれ違った後に振り返って写真を撮りました。
なぜかというと、
にこやかに挨拶した女性はすごくきれい。

ちょっとストーカーっぽいか?