2004年12月24日(金)晴れときどきくもり
「浮力が肝だね
ここで釣っていると橋の上に
ギャラリーが絶えない。
釣りをする暇人、それを見る暇人
という美しい構図が展開する。

2連敗。
コイ釣り2連敗。
これまでも1日で2匹くらいしか釣れてないのですが、ボウズは初めて。しかも2回。

コイ釣りはどこが難しいのか、もう一度整理して考えてみました。

@コイがフライを見切る
Aコイがフライをうまく捕食できない
Bフライを食ったと思って合わせてもかかっていない
C寄せている間にフックが外れる、フックが伸びて外れる、ティペットが切れる

こんなことです。
コイの頭やエラブタをフォーセップで叩いてみると
こんこんと乾いた音がします。
脳みそは少ないかな


@に関してはひじょうに悔しい。コイごときに見切られてはたまらない。
コイはにおいに敏感なようで、それでフライを食わないこともあるようです。
ただ、本物のパンへ食いつくのもやめていることがありますので、本当に見切っているのかどうかは疑問です。

Cはやりとりの問題で、リールのドラグ設定が甘かったりすると逃げられてしまいます。

Aはコイがフライを食おうと思っても、自分の立てる波でフライが逃げてしまったりします。コイはすばやく方向転換できません。

Bはこれまでよくわからなかったので、前回釣りに行ったときによく観察してみました。
ちなみにコイ釣りにはパンを模したフライを使います。フックにエッグヤーンと発泡体を付けただけの物です。
見ていると、コイは1回くわえたフライを吐き出すことがあるということがわかりました。吐き出すまで1秒かかりません。
つまんねーことにすばやいんだなあと思ってさらに見ていると、吐き出すというよりは口からこぼれると言った方が適当なように感じられました。コイは歯で噛みついているのではなく、吸い込んでいるので呼吸のタイミングでフライが口から出てしまうようです。
そこでおおっと気がつきました。

フライの浮力を弱くすればABは解決するんじゃないの!

そこで、本日は浮力を弱めたフライを作成して挑戦しました。パンのチャミングもメリハリがつくように工夫しました。
すると!
うれしいことに釣り始めてわずか5分で1匹目。
結局、3時間ほどで4匹捕まえました。
バラシはこのほかに5匹くらい。

なかなかうまくいきました。