2005年7月31日(日)くもりのち晴れ
ドブラ」
大手釣具店SANSUIでは、毎年「芦ノ湖 SANSUI CUP」を開催している。
これはルアーによるブラックバストーナメント。今年で14回目だそうだ。
1回これに出てみたいなあと思っていたものの、フライフィッシングで参加するのも気が引けるので見送り続けてきた。
ところが小林良彰さんから「今年のSANSUI CUPはドブラである」との情報を得た。新宿サンスイに電話してみると確かにそのとおり。
ドブラなら行かないわけには!さっそく新宿サンスイで申し込んだ。
これは小林さんが仕掛けたんだなきっと。
ドブラとは?
すでに日本主要都市部においては完全に定着した感のあるドブラ。エキサイティングなフィッシングスタイルとして高い評価を得ている。
当然のことながら自然環境へのインパクトは著しく低く、環境省も絶賛。
知らない方がいるとまずいので念のために申し添えると、ドブラとは「ドジョウでブラックバス」の略である。
久しぶりに芦ノ湖に出向く。
4時半よりくろさわボート前にて受付開始というのに3時40分には着いてしまった。芦ノ湖ってこんなに近かったっけ?
4時半になり人が集まってくる。大会受付を済ませ、くろさわボートでボートを借りる。

今回のレギュレーションは餌で釣ったブラックバスが対象、1匹の総全長で競う。
計測は何回でも可。死魚は計測対象外。
手漕ぎボート、陸っぱりは5時半スタート。エレキ、エンジン付きボートは6時スタートである。

小林重工の「ドブラ」と餌のドジョウが全員に配られる。餌は持ち込み可なので私は前日モエビを仕入れておいた。1匹21円である。
これが小林重工の「ドブラ」
遠投用のウキといったところ。国旗が2つ入っている。私のはメキシコとコンゴでした。
ドジョウが配られる。
この後スタッフはドジョウがなくなった時に備え
ウグイ釣りに精を出していた。
小林良彰さんのタックル「ロシア巻き」
ベイトキャスティングロッドであるYK40に
カーディナルのスピニングリールをセット。
リールを上にして使うので巻取りが難しいが、
小林さんは巧みにこなす。
出番を待つ
ドジョウと
モエビーズ
小林さんのバケツには
ブルーギル。
背掛けにして使う。


5時半になったのでギコギコとボートを漕ぎ出す。
マスならともかく、ブラックバスはどこを狙ったらいいかわからない。適当にポイントを選ぶ。ドジョウを針につけようとするが、これが予想どおりぬるぬるしてうまくいかない。針を刺すとドジョウが「キュウ」と鳴くのでかわいそうである。しかし「バスに食われてしまえ」とキャスト。極悪非道。

30分ほどやるが反応なし。
今日は思ったより天気がよさそうなので時間が経つと釣れなくなるだろう。この場所に見切りをつけて対岸の日陰を目指す。
再びドジョウを投入する。
何回かやっているうちに、すっと浮きが沈んだ。しかしまた浮いてくる。おかしいなと思ってリールを巻いてみるとぐっと重みが乗った。

偉いぞドジョウ。

ブラックバスがジャンプ。うひゃー
ボートの下にもぐる。うひゃー

そばに寄せて下顎をつかもうとするが、小さなバスしか釣ったことがないのでおっかない。
何回も躊躇した挙句にやっと取り込み成功。ライヴウェルなんてしゃれたものはないのでバケツに入れてエアーを送る。ちょっとバケツが小さいなあ。
死なせては元も子もないので必死で桟橋に戻る。今日1日で一番疲れたシーンであった。
スタッフに計量してもらうと40センチ。おー。記録更新!
くろさわボートのおかあさんが写真を撮ってくれました。
小林さんはすでに40センチ代後半を釣っていた。さすが。
餌釣りにはバケツでしょう!
ということで持参したが、
ちょっと小さかったか?
ちなみに小林さんはケロリンの
洗面器を持っていました。
ちょっと本格的
記念撮影
麦藁帽子は役に立ちました


ドジョウを補給してもう一度ボートを出すが、バスがドジョウをつついただけで他にアタリなし。風も出てきたのでボートをやめて桟橋からの釣りに変更した。
周りの人はぽつぽつとあげていたが私には釣れず、結局、釣果1匹のまま昼の12時をもって大会終了となった。

入賞は3位までだったが、入賞ラインは45センチ以上。
くやしい。

でも参加賞ももらったし、バスの引きは強かったし。
また釣りたいですな。