2005年8月18日(木)晴れ
「難しい
圏外

先日、携帯電話をFOMAにしたが、ここ裏磐梯のペンション風来坊近辺は圏外だ。
お店の人が「田舎では通じないところがあります。」と言っていたが、裏磐梯は名うての観光地。つながらないの?
まあ、圏外というのも都合のいい場合がある。あながち悪いことではないか。
後で、桧原湖の方へ行けば通じることがわかったので、緊急の時でも大丈夫。

8時前にペンション風来坊に到着し、その日のお客さんのチェックアウトを待ってオーナーの一美さんと釣りに行く。
今日は団体のお客さんが入るとかで、午後4時までには戻ってこなくてはならないとのこと。
いきなりリールのハンドルがない。
釣りに支障はないが、巻き取るときに苦労した。

後でハンドルはバッグの中で見つかりました。


行き先はK沢。
昨年、私が尺イワナを釣ったところである。
二人とも力が入るが、魚のドライフライに対する反応は悪い。沢を登っていっても足元から走る魚がいない。
一美さんはそれでもぽつぽつと釣っていくが、私のフライには反応すらない。
やっと来た!と思って合わせるとスレであった。
悲しい。すごく悲しい。

それでも懸命に釣った結果、何とか小さいのを2匹。

まだ日は高いが引き上げることにする。

尺ポイントに
魚はいませんでした。

ペンション風来坊泊。



やばいにおいが漂ったので
すかさず一美さんが爆竹を鳴らす。





2005年8月19日(金)くもり一時土砂降り
「あやうく
ヤンバルクイナ
一美さんはいろいろ忙しく、今日は一緒に釣りに行けないと聞いていたので少し遠出してライギョ釣りに行こうと思っていた。ところが一美さんが何とか時間を作るので、午前中だけ釣りに行こうと言う。渓流釣りがしたくてしかたないのである。
ペンションのオーナーと聞くと、のんびりアウトドアライフに浸っているようにも思われるが、実際にはお仕事満載なのである。

行き先はKK川。
ここは私は初めて。昨年、釣り人がクマに耳をかじられたとかで物騒である。
でも釣りに行っちゃう。

昨日に引き続きこの川でも苦戦。
ここで出なければどこで出る!というような絶好のポイントを一美さんが釣ってもだめ。
さすがに一美さんは何匹か獲るが、かんばしくない。
今日こそはボウズか、と私は覚悟を決めた。
それでもあきらめきれず、落ち込みの下にある大きな沈み石の横にドライフライを流す、流す、流す。

出た!

おお、イワナだ。エライ!

結局釣れたのはこの1匹だけ。危なかったー


川岸の草がなぎ倒され、泥をかぶっているところを見ると、つい最近増水があったようだ。
水もよく見てみると、かすかに濁っているようである。
後で他の釣り人にも話を聞いたが、あまり釣れていない様子。
まあ、8月ということもあるんでしょうね。

いかにもクマが出ます、という感じの林道を歩いて車に戻る。
ここで一美さんと別れ、私はライギョ釣りに行く。

ところが途中で豪雨に見舞われたため、車を止めて様子を見る。しかし雨がやむ様子はなく、しょうがないので昼寝する。
1時間ほどして小降りになったので再び車を走らせる。
今度は空腹になり何か食べようと思ったが、食堂も売店もなく、しばらくさまよう。
なかなか前に進まないのだ。
やっとの思いでライギョポイントに着くが、ここも明らかに増水している。
案の定、ライギョのラの字もなく撤退。

ペンション風来坊泊。


2005年8月20日(金)晴れのち雨
「バスの日
同宿となったOZさんとK沢下流部へ一緒に釣りに行く予定だったが、やや疲れ気味だったのでOZさん一人で行ってもらう。
申し訳ありません。

曾原湖へ行きボートを借り、フライフィッシングでバスを狙う。
えっちらおっちら漕いで、日陰のポイントを攻める。
ラージマウスバスの小さいのが釣れるが、その後はさっぱり。
さらに日が高くなって暑い。
もう帰ろうかなあ、と思っていると、フライがすっと引き込まれた。
合わせると手ごたえ!
魚が走ってジャンプ・ジャンプ・ジャーンプ
おお、スモールだ!
ラージマウスバス
スモールマウスバス


12時近くになったのでペンション風来坊へ戻る。
午後はバスプロの本山博之さんとフライフィッシングの岩井渓一郎さんが行う
「スモールマウスフライフィッシング in 桧原湖 岩井塾開催」
に参加するのだ。無料である。
風来坊のお客さん達と会場へ向かう。

このイベントの内容は
「フライフィッシングでのバスフィッシング(主にスモールマウスバス)を普段ルアーでバスを釣っている人達に紹介する」
というものだった。
簡単な説明の後、岩井さんのデモがあり、それから岩井さんが参加者一人ずつにキャスティングレッスンを行った。
ルアーの人達はフライは初めてなのだろうが、けっこううまくキャスティングする。
それにしても初めてフライロッドを握るときに、教えてくれる人が岩井渓一郎という状況はすごい。
私も教えていただいたが、一発でだめ出しされてしまった。

続いて交代で本山さんのバスボートに乗り、本山さんがフライを使ってバスが反応するところを見せてくれる。
本山さんはここのところこの釣り方にはまっているらしい。
それにしてもバスボートというのは安定がいい。いくらかなあと思っていると400万円とのこと。

雨が降る中、本山さん、岩井さんとも熱心に説明してくれました。
たいへんありがたい。

それにしても、バスの世界はビッグベイトと呼ばれる巨大ルアーの台頭あり、その対極にある小さなフライもあり、にぎやかですね。
岩井渓一郎さんのデモ。
驚くことではないのかもしれないが、
キャスティングがものすごくうまい。
初めて乗ったバスボート。