2006年4月7日(金)くもり
進歩」
いでけんさんは千曲川水系にいる魚の7割と知り合いだ。
おそらくこのイワナも
いでけんさんからお誘いいただき、千曲川へ釣りに行く。
本当に久方ぶりである。
朝早く起きるのも、長距離運転するのも、魚を釣るのも
あんまり久方ぶりのため、ネイルノットができない。ネイルノットというのはフライラインと先糸であるリーダーを結ぶやり方である。何度やってもうまくいかない。手順は間違っていないのだがうまく結べないのである。
いつまで経っても釣り支度ができないので、見かねたいでけんさんがリーダーコネクターを使ってセットしてくれた。
ちなみに私といでけんさんは親子と言ってもいいほど歳が離れている。ぼけた父親とその手助けをする息子、という構図を川の畔で呆然と考える。

さて、時期的にはまだ春先で、普通なら本流でライズ待ちの釣りなのだけれど、いでけんさんがここのところ本流があまりよろしくないと言うので、支流に行くことになった。
釣り始めてみると、すっかりフライフィッシングを忘れてしまっている。なんだかすごく下手になった気がする。
しかしながらしばらくしてわかったのだが、それはやっぱり気のせいで、以前も下手だったし今日も下手であることが確認された。
進歩のない人

しばらくして小さいがヤマメが釣れる。今シーズンの初物だ。うれしいうれしい。
お昼ごろにはユスリカやカゲロウも出始め、ライズする魚もおり、私も数匹の魚を手にすることができた。
夕方には大きなヤマメがフライに出たが、あせって合わせそこない逃げられる、というあたりで今日の釣りは終わり。

いでけんさん、寒い中、夕方までおつきあいいただきありがとう。おかげさまで釣ることができました。

寒かったので須玉インター近くのたかねの湯に入ってから横浜へ帰る。