2007年6月30日(土)雨のち曇り
「美形
天候がなんとか持ちそうなので釣りに行く。
行き先は長野の峰の原高原近辺である。
横浜を出たときは雲が少なかったが、長野に入ると強い雨。しかし高速道路を降りる頃には止んでいた。

まずは前回釣ったT沢に行く。T沢には霧が立ち込めていた。ちょっと迷ったがクマよけの笛を吹きながら進むことにする。
T沢のことをこのホームページに書いたら、えむやまさんからメールをいただき、T沢についてアドバイスをしていただいた。謝謝。
えむやまさんは山岳会ロック&ブッシュのメンバーで、以前、マイタケ採りに連れて行っていただいたのだ。

今朝方の雨の影響か、T沢は増水気味、ほんの少しだが濁っている。そのせいなのか、それとも腕のせいなのか、イワナがなかなかドライフライに食いつかない。
何匹か釣り上げたが、昼過ぎになると上流から濃い霧が降りてきた。こんなところで捜索願を出されてもかなわないので下山する。
しかし時間も早いのでルアータックルで下流部を釣ってみる。

スタートラインのご主人は「スピナーをぴっと投げて、しゃかしゃかっと巻けばOK」と言っておられた。
ぴっと投げて、しゃかしゃかっと巻いてみる。するとぐっと手ごたえがありイワナが釣れた。なんと1投目である。自然渓流初釣果である。
「天才」という言葉が頭をかすめる。
次のポイントに行き、ぴっと投げて、しゃかしゃかっと巻く。
イワナが釣れた。
「天才」を確信する。
次のポイントに行き、ぴっと投げて、しゃかしゃかっと巻く。
イワナが釣れた。
「天才」は余裕を持って魚を寄せ、撮影をしようとした。


カメラがない。

あれ?あれれ!
カメラを途中で川に落としたことに気づくのに時間はかからなかった。
その後必死で探したがカメラは発見できず。
渓で呆然とする。
ぴっと投げて、しゃかしゃかっと巻くと

イワナが釣れた。

先週末の沢登り教室の疲れが取れていないせいもあり眠い。
しばらく車の中で昼寝した後、付近の川を覗きながら今夜の宿、スタートラインに向かう。
夕食後、ご主人から昆虫マニアの生き様を伺う。中でも「美形オオクワガタコンテスト」の話は衝撃であった。

2007年7月1日(日)晴れときどき曇り
天才のその後」
朝食後、スタートラインを出て、大門川へ向かう。前回は濁りが強くて釣をあきらめたところである。
適当なところから釣り始める。釣法は「天才」となったルアーである。

しかしながらルアーを投げても投げても魚は釣れない。おのれ!と熱くなっていると笛の音がする。振り向くと漁協の監視員の方である。
遊漁券を買いながら話を聞くと、最近、ヤマメ・イワナを放流したばかりとのこと。
魚はいるんだ!とがんばるが、どうしても釣れない。

いったん川から上がり、少し下流の方をやってみる。すると特定の区間で魚がルアーを追うようになった。
そこだ!食いつけ!と気合が入るが、いずれもあと一歩のところでUターンしてしまう。
渓流では久しぶりのボウズである。

「天才」ではなく

「まぐれ」だったのか。