「歩き疲れて
2008年6月5日(木)晴れたり曇ったり 夜には土砂降り

川で会ったご夫婦に見せていただいた
ネマガリダケ。
前回の釣行ではフライが足りなくなるというていたらくであった。今回は心を入れ替えて久しぶりにハックル(ニワトリの首の羽)などを購入し、フライをきちんと巻いてきた。
しかしながら世の中相変わらず甘くないのである。

裏磐梯に到着し、まずはG川に行く。おやど風来坊の一美さんが、濁りさえなければ釣れると教えてくれたところである。
川をのぞいてみると濁りはなし。
でも私が釣り始めると濁りがあり。

あきらめてK川へ移動。

行ってみるとものすごい数の車が止まっている。何ごとかと驚いたが、ネマガリダケ(チシマザサ)のシーズンなのである。タケノコ採りの人たちが一番いなさそうな所から川に入る。
すぐに1匹かける。これはばれてしまったが、虫がたくさん飛んでいて楽勝ムードである。
もちろんこれはフェイクであって、その後は全く反応がなかった。魚の反応がないフライフィッシングはつらい。やはりタケノコ採りの人たちが、そうとう川を歩いている様子だ。
夕方、もう一度G川にチャレンジするが、これも単なる悪あがきに終わった。

疲れた1日だった。


2008年6月6日(金)雨のちくもり

おやど風来坊で目覚めてみると雨。夜中もずいぶんと降っていた。雨脚が弱くなった9時ころ、オーナーの一美さんとZ川に向かう。
Z川は増水して軽く濁っている。ちょっとひるんだが、釣ってみることにする。でも水温7.5度が気になるところ。
行けども行けども魚の反応は全くなし。ないったらないのである。
渓流釣りではいろんなことをしなくてはならない。
ここは手すりがぐらついていてけっこう迫力。

一美さんは「気をつけて」と言うけれど
どういう角度で気をつければ

K川へ移動し、タケノコ採りの人たちがいない所から川へ入る。昨日と同じで虫の数はすごいが魚はいない。どこ行ったんだろう?
あきらめかけた時に一美さんがヤマメを釣る。さすが。続けて私にもでかいのが来たが、あっさり逃がしてしまう。悲しいくらい予定どおりである。
でも、この後は反応が良くなり、私もいいヤマメを2匹釣ることができた。うれしい。

釣れたのはヤマメばかりでしたねえ。いつもはイワナの方が多いのに。
これが釣れればいいでしょう。
こっちは裏磐梯らしーいヤマメ。

2008年6月7日(土)くもり
はりきって始めてみたが・・・
天候は回復しつつある。今日は期待できる。
一美さん、おやど風来坊のお客さんMさんと共にK沢へ行く。水の色がいい。こちらはあまり降らなかったようだ。期待して釣り始めるが魚の反応なし。
首をかしげつつ進んでいくとなんと先行者。一美さんが先行者のところへ行ってみたが、知り合いとのこと。ちなみに1匹しか釣れていないそうだ。
K沢をあきらめて近くのN川へ行ってみると、こっちは沢登りの集団。サワノボラーは釣り師の敵(喜)。
濁りがとれていることを期待して、昨日やったZ川へ行く。ところがこちらにも先行者の車。
さすがに6月の土曜日。どこも釣り人でいっぱいである。しかたないので先行者覚悟で釣り始める。
もちろん釣れない。

その後、人がめったに釣らないと思われる下流部もやってみたが、一美さんが小さなイワナを1匹釣ったのみ。どうも釣れないのは先行者のせいだけではないようだ。不安定な天候が影響したのかもしれない。
疲れきって釣りを終了した。

帰りの東北道は途中で土砂降り。車がちょっときれいになった。


この日の裏磐梯はすごい人出。
バス釣りの人、タケノコ採りの人、山菜採りの人、
レンタサイクルの人、バードウォッチングの人、
撮影の人、トレッキングの人・・・
コンビニのおにぎりが売り切れてました。