「親切なイワナ
2009年5月1日(金)晴れ
せっせとフライを巻いた。でも天気が悪かったり、バンドのヘルプのドラマーをやったりとなかなか釣りに行くことができない。GWというのはあんまり渓流釣りにはよい時期ではないが、そんなことを言っていると永遠に行けそうにないので、奈川に釣りに行くことにした。リ・ライズの名藤さんの話では、今年は雪も少ないし、季節の進みも早いので、GWあたりの奈川はいいんじゃないか、とのことであった。
奈川に着いたのは9時半くらい。支度して川に降りて水温を計ってみる。

8.5度

とても冷たい。

見なかったことにして釣り始めるが、魚はぴくりとも反応しない。見ないふりをしても駄目。どこまでいっても駄目である。
うーんと唸って川面を見つめていると、後ろから「おーい」と声をかけてくる人がいる。名藤さんである。様子を見に来たらしい。奈川の魚は死に絶えたのかもしれない、と訴える。
名藤さんによると数日前に雪が降り、おとといくらいは寒くてロッドが凍ったそうである。
「魚も身体がついてかないのかもしれないなあ。」
と名藤さん。
二人でしばらく河原にたたずみ、現在の金融情勢と通販による毛バリの売れ行きの関連性について意見を交換した。
名藤さんがペンションに戻った後もがんばってみたがさっぱりである。そこらの雑草を撮影していた配偶者をピックアップして奈川名物とうじそばを食べた。

午後3時から再び釣り始める。今度は大きく場所を移動して上流の方で釣ってみた。こういうときは水深があって流れのゆるいところというのがセオリーだ。巻き返しにフライをしつこく浮かべていると、ばしゃっと魚が食らいついた。
ちーさなイワナである。でもよしとする。2匹は1匹の2倍だが、1匹は0匹の無限大だ。
サイズアップを狙ったが、フライに反応したのはこの魚のみ。まあ初釣行でボウズでなかったからよしとするか。

リ・ライズ泊。

川で偏光グラスをかけたら
レンズがなかった
釣り用のザックにずっと入れておいたのに
ザックの中にレンズはない
取り出した時に外れたのか
?????

まぬけな絵だね


2009年5月2日(土)〜5月3日(日)
翌日の朝、朝食までの1時間半ほど奈川で再度釣りを試みるが、水温は5.5度。お話にならない。

この後は黒姫高原のリュウキンカ、飯綱高原のモモ、ミズバショウ、白馬のカタクリを見て回った。
魚と違ってこちらはナイスタイミング。とてもきれいでした。












リ・ライズの風呂場の前に張ってあるタオル。

水位が低すぎる
雨が多すぎる
暑すぎる・寒すぎる
場所が悪い

というような釣り師の言い訳が書いてある
やなもの飾るよ