「調査員
2010年11月6日(土)晴れのち曇り


福島県は木戸川の畔である。
今日はここでサケを釣るのだ。

サケ?

そう
木戸川サケ有効調査に当選したのだ。
何年も応募して当たらない方がいるのに一発で当たってしまった。
こんなに自分に運が向いたのは、子供の頃、アニメ番組「悟空の大冒険」の懸賞に応募して「悟空のきんそうぼう」に当選して以来である。
私の運のなさについては広島県のオオサンショウウオも知ってるくらいなので今回の当選は奇跡と言わねばなるまい。

釣り場は木戸川の河口付近。
木戸川はちょっと大きめの里川といった感じのきれいな川だ。
6時45分からの受け付けに備えて6時頃到着。ぞくぞくと釣り人が集まってくる。
川を歩いてみたが、サケの姿が確認できたのは1か所だけ。魚の通り道が狭くなっているところが狙い目のようだ。もっとも考えることはみんな同じで、漁協の説明の後、釣り場に入ってよい時間になるとそこに人が殺到した。
7時から釣り開始。いきなり周りの人がバタバタと釣るのでこれは楽勝かと思ったが、その後はぽつぽつという感じになった。
もちろん私は釣れないのである。最初は人が釣れると焦ったりもしたが、しばらくすると少し飽きてしまい、空を見ながらリトリーブしたりしてしまうのである。

がつんときた。

竿を立てるがなかなか動かない。走られると周りに迷惑がかかるので必死である。初めてフライリールを回して魚を寄せ、初めてファイティングバットの意味を理解しましたね。
サケは力があるし、流れの中なので取り込みはそれなりにたいへんでした。

結果から言うとこの1匹で終わり。
今年はサケの遡上が少ない、もしくは遅れているとのこと。昨年も参加したと言う人に話を聞いたところ、昨年はかんたんに30匹くらいまでいったそうで、今年はサケがいないとぼやいていた。
ま、私の運に巻き込まれたということであきらめてください。

釣りの時間は午後2時までだったが、釣れない上に疲れたので1時に納竿。


最初はこの箱の中に餌が入っているのかと思ったが、これは釣れたサケを入れる箱。
でもどの箱に入れてもよいということでした。


私の釣ったサケ。60センチ。



2010年11月7日(日)曇り

福島県は請戸川の畔である。
今日はここでサケを釣るのだ。

サケ?

そう
請戸川サケ有効調査に当選したのだ。
なにせ悟空のきんそうぼうが・・・・・




昨日の木戸川は実は1週間前のはずだった。ところが台風のために調査が中止となり、振替をしてくれるというので昨日に変えてもらったのである。
ま、私の幸運といってもこのレベルである。

さて、請戸川であるが
釣れる望みはあまりない。

昨日、釣り場を下見したが、請戸川は川幅が広く深い。ウェーディングできるところは限られており、しかも土手が高くてバックスペースがない。
フライフィッシングでは難しいことがすぐに分かった。

受付を済ませてから川に入ったが、私のキャスティング能力ではせいぜい川幅の半分までしか届かない。しかも川底が砂地なので、深く立ちこむとちょっと危ない感じである。
キャスティングをくり返すがかすりもしない。しかもフライロッドを握る握力が落ちてきてしまった。なにせ昨日も半日振ってたからね。

おにぎりを食べてからしばらく考え、今日の釣りを終了することにした。
ボウズで残念。

それでもサケ釣りは楽しい。少し工夫してまた来たい。