「におい
2010年11月26日(金)雨のち曇り晴れ

午前3時出航。
こういう場合、手にしているのはM240というのが相場だが、実際にはフライロッド。9フィート#9。
これからシーバスガイドサービス「パラス」のボートに乗ってシーバス(スズキ)を釣りに行く。
考えてみれば、前回舟に乗ったのは屋形船でのお花見以来である。その前は・・・おお、去年のワカサギドーム船だ!基本的に塩っぽいところとは無縁の生活をしているわけだ。
寒いことを除けばボートは快適。川崎、横浜の夜景がすごくきれいである。写真を撮るために出船をお願いしてもいいかなあ、と思う。

まず、岸壁の暗がりにいるシーバスを狙う。ガイドの鹿内さんがてきぱきと説明してくれる。シーバスは暗いところが大好きなのだそうだ。
フライロッドを振ってみるがなかなかうまくいかない。ただでさえ下手なのに、暗いので距離感がつかめないし、トップガイドからどのくらいのラインが出ているのかわからない。
ときどきシーバスがボイルする。
釣りたいなあ。ボートに乗ってボウズだったらたいへんだろうなあ。業界の秘密にされるかも知んないなあ。
などと余計なことを考える。

次のポイントへ。
ここは岸壁の照明が明るく投げやすい。ゾンカー(ウサギの毛を使ったストリーマー)を曳いてくると、コツっとあたりがある。でもかからない。
それでも何とか1匹釣る。20センチくらい。こういうのはセイゴっていうんですよね。
次のはもう少し大きめ。
そして次は

大きい!
なかなか上がってこないぞ。鹿内さんからロッドを立てないように、テンションを緩めないようにと言われる。

でも

ばれてしまった。
「50センチか60センチくらい」
カモノハシにアドバイスは無効だ。

次に釣れたのが40センチくらい。このくらいになると「シーバス」という感じがする。

この後、不覚にも体調が悪くなり時間的には早かったが終了することにした。
夜のボート釣りは思ってよりすっと景色がいい。シーバスの引きも強いし。
また来よう。

シーバスをリリースした後、何気なく手のにおいを嗅いだら

「おお!魚屋さんのにおい」

そういえば、スーパーの魚売り場って、
昔の魚屋さんみたいなにおいがしない。
清潔ってこと?