「腐海のごとく
2011年3月5日(土)晴れ


渓流解禁。
今年は伊豆の河津川からスタート。釣りと河津桜見物と目的は半々。
昼過ぎに川に着いて釣り始める。
昨年も書いたが、早春のフライフィッシングのポイントはライズを探すこと。
昨年も書いたが、そうそう都合よくライズなんかない。
素直にニンフを結んで釣り始める。

ところが

ぱらぱらっとハッチ(水生昆虫の羽化)が始まったな、と思ったらすぐそばで魚が跳ねた。明らかに虫を狙っている。
あわててドライフライに換える。
キャストしてみたが光の加減で流れるフライが見にくい。
すると魚がフライにアタックした。さっき跳ねた魚より大きいぞ。
合わせると手ごたえあり。

そしてふっとラインが軽くなる。

しまったあああああ



後の祭りでこの日のチャンスはこれ1回だけ。
川面をむなしくフライが漂うばかりだった。

川沿いの旅館に一泊。





2011年3月6日(日)晴れのち曇り、風強し

朝、桜を見に河津川へ行ってみるとずいぶんと風が強い。
これはちょっと無理かなと思い、今日は支流に釣りに行くことにする。

結局、支流も風が強かったがここで釣ることにする。
風が強いので狙ったところにフライが落ちない。落ちないというよりフライがどこかに飛んで行ってしまう。風が弱くなるのを待っては辛抱強くキャスティングしていく。
ここは小さな川だが少し流れが厚くなっているところにフライを流すと魚が反応する。鉤がかりしないのだが、魚の活性は高いようで2回くらいはフライを見に来る。
初釣行でボウズは避けたい。
1時間くらいしてついにアマゴが釣れる。今シーズンの初釣果。
放流ものかと思っていたがきれいな魚だ。後で調べたら稚魚放流をしているのだそうだ。
その後は小さいのを1匹追加。水温は12度もあり、まだまだ釣れそうだったが、立っていられないくらいの強風になってきたので納竿。

なかなか楽しいシーズン初釣行。

うれしいうれしい。



ものすごく風が強い上に回りの山は杉林。
立ちぼる花粉は風の谷のナウシカの腐海のごとし。
花粉症が一気に悪化。