「遭難の前に」
2011年8月19日(金)くもり一時雨
今回は新幹線&レンタカーで
昨日までは暑かったのに今日はやけに涼しい。ここ裏磐梯は寒いくらいである。
おやど風来坊オーナーの一美さんとK沢に行く。
たくさん釣っちゃおう、などとはしゃいでいたが、ぜんぜん釣れない。ばれてしまうか、釣れても小さいのである。
急に気温が下がったのがまずいのか。
それでも何とかこれなら普通のサイズでしょう、というのを1匹釣る。一美さんは何匹か釣る。
K沢で釣りを終えてチタケを採り、さらに近くのN川に行ってみたが釣果は似たようなものだった。
とても難しい釣りとなってしまったが、それでも釣っちゃうんだから私達ってけっこうすごいかも、
などとよけいなことを考えていたらアクシデント。
K沢で3mくらいの滝を越えようと岩を登った。岩のてっぺんまで来て立ちあがろうとしたらつるっと足が滑った。
完全に身体が宙に浮いて、
落ちた、と思いましたね。
落ちたらただではすまない、と思いましたね。
とっさにフライロッドを投げて、ヤモリのごとく岩にへばりつくと、ピタッと止まった。
腕が岩にぶつかっていたかったが、落ちていたら痛いどころではすまない。
危ないところだった。
集中を切らせてはだめ
とあらためて確認しました。
このくらいのサイズがよく釣れる。
チタケ。 この辺の人はあまり食べないそうです。 |
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2011年8月20日(土)くもりのち雨
一美さんとB沢へ行く。
釣りばっかり行って、と思わる方もいると思うが、私も一美さんもそうそう釣りにばっかり行っているわけではない。
この間はドラム・ライン・ライブに行ったし、ベンチャーズにも行ってみた。
ベンチャーズは杖をついて聞きにきているファンの方もいるなど歴史を感じさせるライブだった。ウォークドントランやダイヤモンドヘッドは良かったですねえ。
一美さんもB沢は今年初めてとのこと。行ってみて驚いたのだが渓相がだいぶ変わっていた。3mくらい上にある登山道にも増水の跡があり、先日の豪雨のものすごさをあらためて知った。
そのせいか
釣れない。
昨日と違って小さいのも来ない。たまにドライフライに出るが食いが浅いらしくばれてしまうのである。
それでも一美さんが何匹か釣り、私もやっと1匹。
もう少しで今日の釣りも終了というところで、大きな淵から29センチのきれいなイワナを釣った。
帰り道の登山道で何回も転んでしまう。腕やら腰やらをぶつけて痛いのである。一美さんも転んでいた。
県道まで戻り、車に向かう途中で
「このまま釣りを続けていると、いつか遭難してしまいますねえ。遭難する前に釣りをやめないといけませんねえ。」
と言うと、一美さんも
「そうですねえ。」
とうなずいていた。
この日も風来坊に宿泊。
翌日は朝から雨が降り、身体も痛いので釣りは中止して早めに帰宅した。
左:滝壺を狙う一美さん。
左下:私の釣ったイワナ。
右下:私が釣った15秒後に一美さんが釣ったイワナ。