小さなイワナと大きなイワナ」
2011年9月29日(木)晴れ



おやど風来坊に着いてみると、朝食が一人分用意してあった。一美さんに「お客さんがいるの?」と聞くと、さっちゃんとのこと。
おお、USAから釣りに来たのか!
ほどなくさっちゃんが現れる。
久しぶりの再会だが近況を報告するわけでもなく、「どこ行く、どこ行く」と一美さんと3人で今日の釣行先を相談する。

釣り師はこんなもの。



G川には先行者の車があったので、下流の方に入ることにした。
今日はいい天気。赤とんぼがいっぱい飛んでいる。
ほどなくイワナを1匹釣るがサイズは小さい。一美さんに追いついて話を聞くとやはり小さいのしか来ないとのこと。
しかしそれは最初のうちで、しばらくすると一美さんとさっちゃんはそれなりのサイズを釣り上げていく。
私もがんばってみるがなぜか小物しか釣れない。
小さなイワナがフライに食いつきそうになったらフライをピックアップしてそれをかわす、ということまでやったが状況は変わらない。
小物ばかり釣るので一美さんとさっちゃんに笑われる。



ああ

魚を釣って笑われているなんて




おやど風来坊泊。





2011年9月30日(金)雨

今日は渓流釣り最終日。
明日からは禁漁だ。

昨晩から風来坊に来ているNさん、ジャックさんを加え5人でO川に行く。
O川は何度か釣ったことがあるが、今日は林道を歩いて上流部に入る。上流部はダイナミックな渓相。開けていてフライラインが振りやすい。

大きな淵の流れこみに魚が見えたのでフライを流す。3回目くらいに魚がフライをくわえたが、合わせるとなぜか抵抗もなく糸が切れる。
なぜだ。
この後も2回ほど同じように糸切れがあった。雨のせいなのか。結び方が甘いのか。

暖かい雨なのでイワナ達の活性は高い。しかしどうもうまく針がかりしない。使っているフライが大きいようだ。
フライを10番のテレストリアル(陸棲昆虫)パターンから小さめのパラシュートパターンに交換すると少しずつ釣れるようになった。
よちよちと川を上がっていくと、上流の岩の上で一美さんが私に何か言っている。川の音が大きくて聞こえない。すると一美さんは身振り手振りで何かを伝えようとする。
よくわからない。
二人でゼスチャーゲームに挑んだら最下位間違いないだろう。
魚を釣りながら一美さんのところまで行ってみると事態はこうであった。
「あそこに大きなイワナがいる。自分はそれを釣ってみようとしたが岩にフライを引っかけてしまった。フライをはずしに行くとイワナが逃げてしまう。だからそのままにしてカモノハシさんが来るのを待っていた。」

反応が鈍くて申し訳ありません。

私からは角度が悪いのか魚影は見えないが、一美さんに魚の位置を教えてもらってフライをキャスト。フライは少し流れた後、ふっと消えた。
手ごたえがあって魚が暴れる。
釣りあげてみると28センチくらいのイワナ。
一美さん、ありがとう。
ごめんね。




しかしながら

大きいのはこれだけで、いまひとつサイズが伸びない。
なぜだ。他の人達はそれなりの型を見ているのに。

さっちゃんが浅場でいい型を釣る。魚は食い気が立っている。次に私が釣り上がってみる。
すると、次のポイントで魚が釣れる予感がした。でも、私が釣ると小さいような予感がした。バイオリズムが悪いのだ。
さっちゃんにポンとを譲る。
案の定、大きなイワナが釣れる。
また私が釣る。
次のポイントで魚が釣れる予感がした。でも、私が釣ると小さいような予感がした。バイオリズムが悪いのだ。
そのままフライを投げると、案の定、小さなイワナが釣れる。
さっちゃんが笑う。





雨には降られたが、たくさん釣れて楽しい最終日となった。





明日からは
渓流に
行かなくていい

2011年10月1日(土)くもり

今日は福島民報主催の市町村体高軟式野球大会に北塩原村が出場するので、さっちゃんと福島市の球場まで試合を見に行く。
試合を見ていると寒かった。
秋ですね。
一美さんは監督兼選手。
残念ながら出番はなし。