「鳥目
2011年12月9日(金)晴れ
パラスの操舵席。
フライとルアーが並ぶ。
パラスのボートに乗ってシーバス(スズキ)釣りに行く。
寒くなったので防寒スーツを着た。

最初のポイントに行くとシーバスがボイルしていてすぐに小さいのが釣れる。
ガイドの鹿内さんから岸壁の角を狙うように言われる。フライをリトリーブするのだが、1ストロークか2ストローク目でくるとのこと。
角にフライを投げ入れ、フライを動かすとぐっとラインに重みが加わった。鹿内さんの言うとおりだ。一呼吸待って思い切りあわせる。さっきの小物とは違うぞ。
シーバスボート3回目で初めて鹿内さんがネットを使う魚を釣り上げる。
61センチ。



ポイントを移動しながら釣っていく。
その途中、釣ろうと思ったポイントに大きな船が停泊していた。鹿内さんによるとガスを運搬している船とのこと。テロなどを防ぐ等の目的で近くには寄れないそうだ。
「仕方がない。ここはあきらめましょう」
私も海上保安庁に追跡されるのはいやなので同意する。

鹿内さんは目がいい。
「フライを追ってますね。」とか「ほら、そこにいますね。」などと声をかけてくれるのだが、私にはほとんど見えない。
ボートを走らせている最中にも
「あ、あそこでボイルした。」
などと魚を見つけるのである。昼間ならともかく夜である。
「よく見えますね。」
「毎日、船を出していると慣れるんですよ。」
まるで鵜だ。

その鹿内さんが、
「あれ?あれはなんだ?」
と言って網を海に入れた。確かに変な物が泳いでいる。
掬ったものをボートの中に入れてみると、珍奇な魚であった。


カワハギとかウマヅラハギの仲間かな?
鹿内さんも初めて見ると言っていた。
海にはいろんなものがいるなあ。魚竜とかもいるのかなあ。

今日はゾンカーでも釣れたし、シンキングラインでエンリコミノーを引いても釣れたし、フローティングミノーでトップに出る魚も釣れたし、満足。