「人はみな青い海の向こうからやってきた」
2012年 8月4日(土)晴れ風強し
ここはどこ?
ここはどこ?
そう
ここは静岡県の浜名湖!
今日、明日の2日間、サンスイ新宿店主催のクロダイフライフィッシングスクールに参加するのだ。
講師はもちろんTEALの杉浦雄三さん。
さて、今回どんな釣りをするかというと、あまりよくわかっていない。
サンスイの卜部さんから事前に聞いたことと、杉浦さんの現地での説明を総合すると次のような状況である。
「浜名湖はたいへん浅い。ボートで出てみると瀬が多く、船が座礁しないように航路には杭が立ててある。
浅いので瀬は干潮の時は干潟となる。ここにはクロダイの好物であるエビ、カニ、ヤドカリ、貝が多く、潮が差してくるとクロダイはここに集まってエサを摂る。
その魚影を見つけ、近くまで忍び寄り、エビ、カニを模したフライを投げて釣ってしまう。
サイトフィッシングである。」
フィッシング沖に7時半に集合。私はサンスイ卜部さんの車に同乗させていただいた。
今日の生徒は6人。2隻のボートに分乗して出発だ。
目的の瀬に上がるとレクチャーの後、キャスティング練習、それからいよいよ杉浦さんが一人ずつについてクロダイ釣りのガイドをしてくれる。
しかしこれが難物である。
「ほら、あそこにいます。見えますか?」
「いいえ。」
「3匹いる。黒いのが1匹、白いのが2匹。左向いてますね。」
「え?」
「18メートル先です。フライを鼻先に落としてください。」
「鼻?」
全員こんな感じ。
しかも台風の影響による強風のため、キャスティングがうまくいかないのである。
私は1回だけがつんとあたりがあったが釣れはしなかった。
釣果はMさんの1匹のみ。いいなあ。
後のメンバーはボウズ。ま、しょうがないでしょう。
それでも時折確認できる魚影からすると、クロダイはたくさんいる、ということだけはよくわかった。
明日に備えて近隣のホテルに宿泊。
2012年 8月5日(日)晴れ風強し
今日の生徒は私とMさんが昨日に引き続いて参加し、そしてもうひとりKさんが加わって3人だ。
人数も少ないので、ガイド主体で進めていただく。
「あそこにクロダイがいますね。」
「は?」
というような状況は変わらないが、それでもだんだんと目が慣れて、あの黒い影がひょっとするとクロダイという魚なのかもしれない、と思うようになってきた。
そんな中、初参加のKさんがやりました。
でかい。47センチ。
いいなあ、いいなあ。
次は私の番である。
「あそこにいます。」
「え・・・あ、いますいます。」
「キャストして。」
「あ、遠い。」
「もう1回。」
「おりゃ」
「よし、ゆっくり引いて・・・来ますよ来ますよ。」
「え?」
がっつううううううううん
うわっすごい引き。腱鞘炎になりそう。
やりました。
いやーかっこいいですねえ。
この後はMさんが超大物をばらし、卜部さんが1匹ゲット。
浜名湖のクロダイ釣りはロケーションはいいし、サイトフィッシングで楽しいし、クロダイはきれいだし。
また来たい。来たいぞ。
UVカットのフェイスマスクをしているので
フライフィッシャーというよりはテロリストの集団。
でもこれがあると違いますね。ガイドを受けるMさん。
クロダイは目がいいらしく、近距離を釣る時は膝まづく。
Mさんは膝が真っ赤になっていた。
サンスイ卜部さんのヒットシーン。
キャスティングがものすごくうまい。こんなフライで釣ります。
ハゼ、エビ、カニのイミテーションだそうです。