「咳
2012年 9月27日(木)晴れ
入渓点に落ちていたウエーダー。
飛び降りるにはちょっとここの高さは低いけど。
体調が悪く、あまりよく眠れないまま午前2時半におやど風来坊に向けて出発。7時過ぎに到着したが、すでにさっちゃんが釣り支度をしていた。一美さん、さっちゃんとG川へ釣りに行く。
さっちゃんはUSAから着いたばかり。いつ来たの?と聞くと
「昨日、成田に着いて、バスで東京に出て、夜まで待って、夜行バスに乗って、朝5時に猪苗代に来て、そこまでおっちゃん(一美さん)に迎えに来てもらった。」
「さっちゃん、釣りなんかして大丈夫?」

下流の入渓点には車があったので上流部に入る。
数日前、久しぶりにまとまった雨が降ったせいか、イワナはわりと順調に釣れた。
さっちゃんは普段、USAの渓流でニジマスやらブラウンやらを釣っている。1年ぶりに会うとフライフィッシングがすごくうまくなっている。距離も出るようになったし、コントロールも正確だ。私もがんばらねばな、といつものように30秒間だけ決心する。

この日は一美さんが不調。魚がかからないのでフライをチェックしてみるとティペット(はりす)がからんでいたり、釣れても小さかったり。
「おかしいなあ」
と嘆く一美さんの横で、さっちゃんが容赦なく釣っていく。
「もうだめかもしれない。」
「おっちゃん、弱気にならないで」



尺ものは出なかったが、きれいなイワナが釣れて満足。
風来坊に泊まって日曜日まで釣りをする予定。



2012年9月28日(金)晴れ


今日はSさんを加えて4人でO川へ釣りに行った。
私の体調は最悪。咳が止まらない。医者にかかれば「家で安静にしていなさい」と言われるレベルである。
いつまで身体が持つかわからないので、川に着いたらすぐに支度をして、真っ先にキャストして、真っ先にイワナを釣る。これで今日のミッションは終了だ。
とはいえじっとしているわけにもいかないので、みんなに合わせて釣り上がっていくが、身体がだるいのでときどき岩に腰かけて休み、体力を温存する。
先行者がいるようだが時間がかなりあいているので、イワナがまあまあ釣れてくる。

O川は広い川なので、ところどころで流れがいくつかに分かれている。そのひとつにさっちゃんと入った。前回来た時と同様に落ち込みごとにイワナがいて、さっちゃんと二人でサイトフィッシング。イワナがフライにくらいつくところが見えるのが楽しい。
本日、もっともよく釣れた場所となった。

夕方近くなって、残念ながら先行者が上流から降りてくるのに会い、本日の釣りは終了。少し早いがみんなで風来坊に引き上げた。



2012年9月29日(土)曇り時々雨

一美さんは、ワカサギ釣りのムック本の原稿依頼が来ているとかで、今日は釣りに行かない。一美さんは毎年ワカサギの記事を書いているが、ワカサギが年々進化するわけでもないだろうから、お仕事としてはたいへんだと思う。
さっちゃん、Sさんと3人でY川に行く。
車止めのゲートまで来てみると、いつ雨が降ってもおかしくない空模様。
私は入渓点で滑ってしまいウェーダーが泥だらけとなる。

今日は全般的に不調。フライのそばに出るだけで食わない魚が多いし、サイズも小さいようだ。
午後は川面から湯気が立っているような状況となり、進むほどに魚の反応が悪くなった。
台風の影響で蒸し暑い。もう少し標高の高い川にすれば良かったかな?

Sさんは帰宅。
さっちゃんと私はおやど風来坊へ戻る。



2012年9月30日(日)晴れ

体調が悪い。咳が止まらない。でも今日で最後なので一美さん、さっちゃんとK沢に行く。
台風が近づいており、帰りの道路が心配なので申し訳ないが昼までとさせてもらう。
K沢は虫がそれなりに出ていたので期待したが、残念ながらそれほどイワナの反応はよくなかった。
それでも一美さんとさっちゃんはうまく釣っていくが、私はだるくてフライを流しているだけで疲れてしまう。
一匹釣るのがやっとだった。

お昼になったので食事にする。さっちゃんが
「4日目になるとコンビニのおにぎりも飽きるなあ」
と言う。向こうではおにぎりを作って、車で4〜6時間かけて釣りに行くのだそうだ。

川から上がると原っぱにはススキがいっぱい。
バッタを蹴散らしながら車に戻る。

こうして今年も9月30日が終わりました。