「軽やかな音」
2013年3月31日(日)くもり時々小雨
私は来なかったがニゴイが何匹か釣れた。
どれも大きい。
考えてみれば
多摩川で釣りをするなんて何年ぶりだろう。
朝8時に河原に集合。
奥山さんの挨拶で東京海洋大学フィッシングカレッジの釣行会がスタートする。
今日はフライフィッシングでマルタを釣る。
「マルタ」というのはウグイに似た遡上魚。この時期、東京湾から産卵のために群れをなして多摩川などに上がってくる魚だ。
図鑑で写真は見たことはあるが実物は初めて。もっとも全員がボウズなら見ることはできないが。
今日の参加者は10数名。女性も4人いて華やかだ。ちなみに最年少はクラーク高校の女生徒さん。私とは生命力が違うね。
私はマルタ釣りは初めてなので、初心者コースに入り奥山さんに仕掛けなどを教わる。
教わっているそばから参加者の人たちがマルタやらニゴイやら釣りあげてしまう。早く釣りたい。
マルタは底を釣らなくていけないので錘はけっこうヘビー。6番タックルだが、フライキャスティングと言うより砲丸投げ風だ。
1時間ほど投げて初のマルタを釣る。マルタは川に上がってからは餌を食べないので、釣れる時はファウルフック(口の中以外に針がかりすること)が多いとのことだったが、これもえらの下側に針が掛かっていた。
とにかく釣れて何より。
だんだん慣れてきてあたりが出るようになり、ほどなく2匹目も手にすることができた。
(左) 尾鰭の端っこに針がかかって釣れた。 たくさんいるのでスレがかりになってしまう。 |
そしてひときわ大きな手ごたえ。寄せてくると大きい!
回りからも
「でかい」
との声が上がる。
ネットで掬ってもらうと50pを優に超える太ったマルタでした。
しかし今日は寒い。冬に逆戻り。ちょっと薄着だったなあ。三寒四温だものなあ。ダウンでもよかったなあ。
などと思っていると
がつん、とあたりが来た。
ロッドが大きく曲がる。ぐっとためて魚をコントロールする。
と、その時
パキーン
という軽やかな音が私の右手で響きました。
何ごとか、とそちらを見ると
あれ
ロッドがない
ないんじゃなくて折れてる!
「魚は掛かってる。巻いて巻いて。」
奥山さんから声がかかり、我に返ってリールを回す。
釣れたのは大きなマルタでしたが
めっきり疲れてしまいました。
折れたロッドと折ったマルタ。
長年使ってきたロッドなのに。
直るかなあ。
女性が釣ると こんな感じ |