「センス
2013年8月3日(土)〜4日(日)おおむね晴れ


横浜サンスイ主催のフライフィッシングによるクロダイスクールに行ってきました。
行先は浜名湖、講師はもちろん杉浦雄三さんです。
昨年は新宿サンスイのスクールに参加し、奇跡的に1匹釣りました。味をしめて今回も参加したのですが、残念ながら空振りに終わりました。

釣れていない私の釣行記など読む価値もありません。
そこで、あまり多くの人が経験されていない釣りですので、どんな感じなのかお伝えしようと思います。
ちなみに今回のスクールの参加者は5人。2匹釣った方が一人、1匹釣った方が一人でした。



私は行ったことはありませんが、クリスマス島のボーンフィッシュなんてのはこんな感じなのかと思います。
広いフラット(浅瀬)を歩いて魚を探し、見つけたらスト―キング。ある程度の距離から慎重にキャスト。釣れれば強烈な引き。
行ったことのある方。
どうでしょう?

タックルは#8を使う方が多いです。ただ、大きなクロダイがかかると、#8では竿を立てられない方もいました。
私は鮭用の#9。ちょっと重いですが、キャスティングしている時間より魚を探している時間の方が長いので、それほど気になりません。
杉浦さんはラインの着水音が気になるとのことで、バットパワーのある#7を使っているそうです。

リーダーはフロロカーボンの12ft1Xか0X。ティペットはフロロカーボンの1Xか2X。食いが悪い時は2Xの方がいいようです。
リーダー、ティペットの全長は通常で15ft、深いところ(腿くらいのところ)、潮の速いところを釣る時は18ftくらい。
フライはがまかつの管付チヌ(黒)5番、4番に巻いた貝、ヤドカリ、カニに似せたパターン。フライはつり人社のTSUTTAで通販してます。

釣り方ですが、クロダイを自分で見つけるのは難しいです。やはり杉浦さんにガイドをお願いするのが得策でしょう。
杉浦さんについていくと、
「ほら、あそこに2匹いますね。左向いています。」
などと教えてくれますが、まあわかりません。わからないと言うと
「あそこの藻の切れ目の方向に15メートル。」
というように言いなおしてくれます。
こ15メートルというのが肝のようで、これ以上近づくことはありません。
したがってそんなにロングキャストが必要なわけではありませんが、下手に投げるとクロダイはさっさと逃げてしまうのですごく緊張します。
フライがうまいところ落ちたら、ゆっくりと、びっくりするくらいゆっくりとリトリーブします。
あまりにゆっくりなので杉浦さんに聞いたところ
「貝やヤドカリの動く速さ」
とのことでした。確かにそれならゆっくり。

クロダイはいきなり食うことはなく、「がつがつ」と前あたりがあってからかかります。
後は上手に取り込みます。
上手にできれば。

服装ですが、なにせ暑い時期にまったく日影がないところで1日釣りをするので対策が必要です。
私はサンアーマーとかいう頭巾のようなシムスの製品をかぶった上に帽子、UVカットの長そでシャツに手袋、沢登り用のパンツといういでたちです。
まあ、人によっては何の対策をされていない場合もあるので、それぞれで考えていいのでしょう。
靴ですが、専用にはフラットウェーディングシューズというものが売られています。これがいいと思いますが、普通のウェーディングシューズやダイビング用のマリンシューズでも大丈夫です。

こんなところです。
参考になりませんね?




家に帰ってから、何で釣れなかったのだろうと考えていると、
配偶者が寄ってきて



センスがないからだ



ここからクロダイを探します。
探し方にはコツがあります。
ポイントの移動はボート。
航路を理解していないと座礁してしまいます。