「クロダイの胸鰭は長い
2013年8月27日(火)晴れ


M嶋さんと浜名湖に釣りに行く。
杉浦雄三さんにクロダイ釣りのガイドをしてもらうのだ。
私は新幹線で、M嶋さんは車で現地入り。
9時少し前、杉浦さんの操船するボートで出発。

私とM嶋さんの共通点は何か?
それは、先日、横浜サンスイのクロダイスクールに参加し、
そして
ボウズ
という衝撃的なものである。
今日はリベンジ。
それとも
返り討ちか

今日はいい天気。
クロダイのサイトフィッシングでは晴れていないと水の中が見えない。はんぱに曇るのが一番良くないそうで、雨が降りそうなほどの曇りだと、クロダイの警戒心が緩んでテイリングが多くなるとのこと。
「今日は満潮が11時。そこから夕方にかけての下げが本番です。」
と杉浦さんが説明してくれる。
本番には強いかな。弱いかな。

最初のポイント。
私が先に杉浦さんのガイドを受ける。
なかなかクロダイはいませんね、などと言いながら探していると、クロダイが集結しているところを発見。あちこちで背びれを出して泳いでいる。ボイルもある。
杉浦さんの指示でM嶋さんとフライを投げるがだめ。そのうちクロダイはどこかに行ってしまった。



次のポイントへ。
昼くらいになると潮が動き始めた。キャストしたフライラインがぐーっと持って行かれる。川の中で釣っているかのよう。
杉浦さんの指示で次々とキャスト。
「あそこにある藻の右側。」
「向こうにある建物の左端に向かって15メートル。」
「あそこにいる。この方向へロングキャスト。」
クロダイの姿は見えないものの、私にもクロダイが起こす波が少しずつ分かってくる。


「あ、あそこに2匹いますね。15メートルです。」
キャストしてリトリーブ。すると
「あ、来た。ごつごつ来てます。」
「慎重に」
しかしそのあたりはしばらくして消えてしまった。
「ああ残念。来なくなりました。」
「あきらめるな。まだ追ってきているかもしれない。変化をつけてリトリーブして。」
雲から太陽が顔を出し、ぱーっと明るくなった。フライがある辺りでぎらっと何かが光り、ラインがぐっと引きこまれた。
「やったー」
杉浦さんが叫びます。





クロダイ、釣れました。
ここのところ身にまとわりついていたいやなことは、このクロダイが吹き飛ばしました。

この日はついていて、この後、M嶋さんがガイドを受けている間にもう1匹。

うれしい1日。