「流れ星のPAJOさん
2013年12月14日(土)晴れ
22時30分。パラスの乗船場所に車を止める。
いつものことながら夜中に海のすぐそばのこの場所にいると、なんだかとてもよくないことが起こりそうな気がする。シーバスボートではなく、ちょっと不思議な船に乗せられちゃうんじゃないの、とかね。
ほどなくして、今日一緒にシーバスボートに乗るPAJOさんが到着し、さらに前の便のお客さんと戻ってきた鹿内さんが車まで迎えに来てくれる。

23時出船。
最初のポイントに行くと、ぼこぼことシーバスがボイルしている。
PAJOさんはルアー、私はフライで狙う。

釣れる。
実に簡単に釣れる。
PAJOさんも快調に釣り上げる。PAJOさんは普段は都内の運河でシーバスを狙っている。鹿内さんが
「陸っぱりより釣れるでしょう?」
と聞くと
「1年分くらい釣りました。」
とうれしそう。
しかし、いかんせん型が小さい。せいぜい40p。大きいのも時々フライに出るがしっかり食いつかない。

次のポイントへ移動。
するとPAJOさんが
「あ、流れ星!」
え、どこどこ、と探すが私には見つからない。その後もPAJOさんは数回、流れ星を見つけるが、私はいっこうに見つけられない。
なぜかと言えば
私には運がないからでしょうね。


私が流れ星を見た時。何が起こるのか。想像するのが怖い。





ポイントを移動しても大きいのは釣れない。
あいかわらず小さいのががんがん釣れる。鹿内さんが
「管理釣り場の鱒でもこんなに釣れないなあ。」
と言う。

ボイルのない大きな船の際を狙う。
私は船尾で釣っていたが、突然、
「ゆっくりゆっくり。」
という鹿内さんの声。駆けつけてみるとPAJOさんのロッドが大きく曲がっている。
魚がネットに収まる。でかい!
78p!
流れ星のPAJOさん、やりました。




その後、私もがんばってみるが、どうしてもサイズアップしない。
鹿内さんが
「時間ですのでどちらかが1匹釣ったら終わりましょう。」
と言ったとたん、私に30pくらいのが釣れる。
最後まで流れ星の差が出てしまった。


やはり技術もあり、運もある人が結果を出す。
どうしたら私がそうなれるのか。
難しいところだ。



もっとも
下船後、車に戻ってみると、PAJOさんの車のリモコンキーの電池が切れており、車のドアが開かなくなったのは秘密だ。