通行止め」
2014年8月29日(金)晴れ



裏磐梯についてみると道路の電光掲示板に何やら表示が。
裏磐梯と白布温泉を結ぶ西吾妻スカイバレーが土砂崩れで通行止めとのこと。
この時は「ふーん」などと思っていた。

おやど風来坊にて一美さんとどこの川に行くか相談する。新潟のG川がいいのではないかということになり、軽トラで出発。
高速を走り、インターを降り、集落を抜けて進んでいくと


「この先、土砂崩れのため通行できません」




ひゃー



二人で大いにうろたえつつも別な川を探す。
この辺がいいんじゃないかと、やっとのことでたどり着いた川の水温は18度。
案の定、一美さんはハヤ退治を始めてしまう。

この川にも見切りをつけ、おやど風来坊の帰り道にある川に入る。
一美さんがすぐにイワナを釣る。これは楽勝かなと思ったが、後が続かない。魚はドライフライに反応するのだが、なぜか食いつかないのだ。
なんとかヤマメとイワナを1匹ずつ釣る。

ま、イワナが大きめだったからよしとしましょう。

おやど風来坊泊。




2014年8月30日(土)晴れ一時雨

全国的に1週間前から天候が悪くなり気温が低い。どうも渓流魚もその影響を受けているらしい。要するに、いきなり秋になった、ということなのでしょう。

状況を噛みしめつつ、一美さんと山形の川に釣りに行く。
ここがまた釣れない。
ライズも時たまあるし、ドライフライに魚は反応するのだが、針にかからない。

なぜだ。

さすがに一美さんはぽつぽつと釣っていく。
私はどうしてもだめ。

昼過ぎから雨になった。カッパを着て釣りをする。もちろんカッパを着ても釣れないのだ。



ふと気がつくと、川の中に葉っぱやら何やらごみが多い。
さらに良く見ると、水がうっすら濁ってきている。
「一美さん、なんか良くないんじゃない。川から出よう。上に進むのと戻るのと(脱渓点は)どっちが近い?」
「どちらも歩きますけど、下流に戻る方が近いです。」
「戻りましょう。」

下流の脱渓点を目指して5mほど進むと、いきなり川の水が茶色になった。
増水だ。
一美さんと二人でバシリスクのごとく走って逃げる。

後で上から川を覗いてみると、それほどの増水にはならなかったが、やっぱり怖い。気をつけないと。
増水のせいもあるけど、今日はボウズ。

おやど風来坊泊。


2014年8月31日(日)晴れ
 コンビニで普通に熊鈴を売っている、というのは心穏やかではない。
 左のざるはかわいい木彫りのヤマメ付きの熊鈴。

 大きなお世話である。

一美さんは来る野球大会のために本日は練習試合。その後は村のお祭り。
今日は一人で釣りをする。
この2日間、ロクなことがなかった気がするので、考えられる限り最も安全な川を選ぶ。
遡行は慎重に


人生の選択も慎重に



天気も良く、水温も14度くらいでまあまあだが、なぜか釣れるのは稚魚。
あらゆるポイントから釣れる。
フライのサイズを上げてみるが、それでも喰らいついてくる。
こいつらをかわして、まあなんとかいいんじゃない、というイワナを2匹。


今度は#8のフライを巻いてやる。