「雪中行軍
2015年3月13日(金) 雪時々曇り
松本市内に雪はなく、これは問題ないかな?などと思っていたが、しばらく行くと雪が降り出し、路面はまさに雪道だ。
冬用のタイヤではあるが、実は本格的な雪道を走るのはこれが初めて。おっかねー。だいたいどのくらいの速度で走行するのが常識なのかわからん。周りの車のペースに注意して進む。
急にブレーキをかけると4WDが作動するのか不気味な音を立てるし、何にもしてないのに車体がぶれるし。急加速、急ブレーキ、急ハンドルはしないと心の中でとなえる。
でも安房トンネルを抜けたところにある信号で、信号待ちの先頭になった時は緊張しました。

蒲田川もすごい積雪である。後で宿の人にお聞きしたところ、ここのところのよく降ったそうだ。道路から川まで行くのがたいへん。場所によっては腿まで雪に埋まってしまう。歩きにくいくらいならいいが、これはねんざにでもなりかねないなあ、と思いながらずぼずぼと進む。
蒲田川は温泉の影響で暖かい。9.4度。こんな雪の中なのに川底の石にはどろどろの藻が生え、河原の雪の上には、ユスリカやらカゲロウやらがとまっている。ちょっと不気味である。
雪が強くなるとカゲロウがハッチして流下してくる。ライズは見当たらないのでドライフライを投げながら進んでいくと、ときどきばしゃっと魚が反応する。でもフライを食ってはいない。
しばらくやってだめなので、少し下流に移動。移動するのはたいへんだ。八甲田山。




昼頃、突然ライズが始まった。

CDCダンを投げるとわりと簡単に食う。よしっと合わせるとティペット(はりす)が切れる。
次も切れる。
うーん、久しぶりだからかなあとか、ティペットが劣化しているのかなあとか思うのだが、それは違う。

下手だからだ。

簡単に言ってしまったが、フライフィッシングをしている人にこんなことを言ってはならない。
「久しぶりだからね」
とか
「ティペットが古いから劣化してるんじゃないですか?私のを貸しましょうか」
という具合に進めるのが常識的な会話というものだ。

次のライズは慎重に釣る。
掛かった!魚が水の中で抵抗する。ぐりぐり。これはヤマメだね。
今シーズン初釣果。昨年の9月に石垣島でマングローブジャックを釣って以来の魚。

ライズは1時間ほどで終わってしまった。なんとか3匹。


その後もライズを見つけたが、釣ることはできなかった。
フライフィッシングの人に聞いてみると、先週は良かったが今日はだめ、とのこと。蒲田川は難しいね。

この日はまほろばに宿泊。翌日は朝から人が多く、蒲田川での釣りを断念。ほかの川を見て回って終了。


なかなか気分のいい渓流シーズン初釣行。