「桜の下」
2016年4月9日(土)晴れ
やれうれし
初物


福島県は3つの地域に分かれていて、海側から浜通り、中通り、会津と呼ばれている。ちなみにおやど風来坊は中通り寄りの会津にある。
浜通りの渓流は春先から暖かくよく釣れるとのことで、前々から行ってみたいと思っていたが、今回は「岡本哲也フライフィッシングスクール入遠野」に参加してきた。
入遠野川は鮫川の支流である。

それにしても渓流のフライフィッシングをするのは久しぶり。去年の6月以来である。
釣りもせず何をしていたかと言うと

フットサルをしたり
サッカーの練習会に行ったり
ネコにマタタビをやってよだれのたらしい具合を観察したり
コンピュータープログラミングの講習に行って何もわからなくて狼狽したり
金沢動物園にウォンバットを撮影に行ったら去年のうちに死んでいたり
マタニティフォトを初めて見たり
華厳の滝に行って雪に埋もれそうになったり
上野動物園にオオサンショウウオのスケッチに行ったり
フットサルをしたり

していた。



朝、集合場所に行ってみると、すでに参加者の方が集まっている。
挨拶に行くと、数人の方から「カモノハシだ、カモノハシだ」と言われて恥ずかしい。

2班に分かれ、午前中は私の班はまず実釣、もう一つの班は岡本さんのスクールとなり、午後はこれを交代の予定。
漁業の方に案内されて鮫川に入る。ハッチがたくさんあり、なんなく5〜6匹の山女魚を釣る。
これ以上ないというくらいうれしい。完全に満足。もう釣れなくてもいい。
漁協の方が「川のコンディションが最高」と言っておられた。

午後は岡本さんに釣りを見てもらう。
指示されたポイントにドライフライを流し、改善点を教えてもらう。
私はもう少しティペットを長くすること(具体的には1.5倍くらい)、上流側にカーブをかけて落としたリーダーについては途中からラインをフリップしてフライの動きを妨げないようにすることを教えていただいた。
残念なことに午後になると魚は出るがかからない、という状況になってしまった。



いわき市は桜が満開。
桜の下で山女魚を釣るのだ。
鶯が鳴いて、釣り人が毛鉤を投げて、山女魚が走る。
の  ど  か
わずか50q先で人類史上に残る原発事故が起きているとはちょっと信じ難い。

この日は入遠野川沿いの「中根の湯」に宿泊。

2016年4月10日(日)くもり

朝食後、岡本さんのタイイングデモ。岡本さんはすばやくきれいなフライを巻いていく。
私は初参加ということで「ノンポスト」と「ビーダマ」をいただいた。
ノンポストとビーダマ


川に行って交代で岡本さんに教えてもらう。残念ながら今日はばらしてしまい釣果なし。お昼を食べて解散となった。
他の方はまだ釣りをするとのことだったが、私はすっかり花粉にやられてしまい、中根の湯でお風呂に入って撤収。
桜舞う常磐道を帰りました。