「逃げ惑う」
2017年7月22日(土)晴れ
朝6時、「パラスフィッシング ガイド サービス」で出船。
シーバス(スズキ)を狙うには、もう少し早い時間の方がいいのだが、今日はクロダイもやる予定なので、潮の関係でこの時間となった。
キャプテン鹿内さんから東北や信越でのライギョ釣りの話を聞きながらシーバスを釣る。

しかし、一向にフローティングミノーに反応しない。水温が高いようで、海水が赤く濁っている。
鹿内さんが沖に停泊している船のところまで行ってくれたが、今日は南風が強く波があり、揺れるのでフライキャスティングをしているとちょっと怖い。
しばらくして湾奥に戻る。

順番に岸壁や大型船の際にフライを通していくが、あいかわらず反応がない。
ところが日が高くなると、着水するフライラインに驚いて逃げ惑う魚が出てきた。

クロダイだ。
よく見るとけっこう泳いでいる。
ここからクロダイのサイトフィッシングに変更。
サイトフィッシングは、クロダイを見つけ、その鼻先にエビ・カニを模したフライを投げ、沈んでいくそのフライにクロダイが食らいついたところを釣りあげるのだ。

書くと簡単だが、フライには沈みをよくするためにダンベルアイが付けてあり、けっこう重いので、これを正確に投げるのは至難の業である。
しかも、目の前にフライが落ちても無視するか、逃げてしまうやつのほうが圧倒的に多い。
確率的にはなかなか難しい。どちらかというと、釣れることもある、というレベルだろう。

ところが

うまくフライが入り、クロダイがそれを追ってすーっと沈んでいった。
2〜3秒待つと、リーダーが引き込まれる。
合わせると、ずしんと手応え。
おおっ
釣れちゃった!



その後も鹿内さんがクロダイの泳いでいるところにうまく船をつけてくれ、5匹ほど釣ることができた。
実際には釣れた以上にばらしましたが。


偏光グラスを海に落としたほかは
楽しい釣りでした。



クロダイは歯がすごい。
口を閉じるとがつんと音がする。
この歯のところに釣鉤がかかってしまうと、ばれやすい。
銀ピカできれいな個体。
小さいので若いのか?
暑かった。