「遭難はいや」
2017年7月28日(金)曇りのち土砂降り
5月におやど風来坊に泊まり釣りをしたが、大雨の影響でヤマメ・イワナは1匹も釣れなかった。
6月と7月上旬には新潟県の魚野川本流に行き、ウェットフライを試みたが、1回目は低温注意報が出ており不発。
2回目はやっと雨が降った、というので行ってみたが、今度は猛暑。コンビニで日焼け止めを購入するようなありさまで不発。
したがって、渓流魚を釣ったのは4月の道志川以来、ということになる。しかもこの時は小物でした。


釣り方忘れる。


朝、おやど風来坊に到着。一美さんと宿泊されているJOさんと釣りに出る。
しかし福島県は先日、大雨に見舞われ、川は増水しているとのこと。
「あっちの方は大丈夫なのではないか」
との一美さんの意見で、あっちの方にあるB沢に行く。
B沢はやや増水しているが、特に問題はなさそうだ。しばらく相談してからここでやることに決める。



一美さんがさっそくイワナを釣りあげる。
私は何度もばらしてしまう。どうもうまくいかないのである。釣り方が退化してサル並みになっているのかもしれない。
しかもよく見ると、フライラインの先端に傷がついていて、大きな魚がかかったら切れそうである。
まあ、そんな大きな魚を釣ることはおこりそうもないのでいいのだが、そういえばこのフライラインもずいぶんと滑りが悪くなった。だいぶ使ったからね。
などと考えながら釣っていくと、瀬の中でイワナがフライにアタック!1回目は食い損ねたが、追ってきて2回目のアタック!

釣れた!
うれしいな

が、魚は思ったより大きく、岩の下に潜り込んだ。糸が切れる!焦って走り寄って取り込んだ。
28センチ
一美さん曰く
「健康的なイワナ」


その後もがんばったが、やはり増水の影響なのか、各自数匹の釣果にとどまった。
夕方、じゃあ帰りましょう、ということになり、私はサッカーで痛めた膝が痛いので、お二人の後をよちよちとついていく。すると雨が降り始め、すぐに強くなった。
ざんざん降り。
杣道を下っていくと、あたりは暗くなるし、クマは怖いしで、なんだか「遭難」という雰囲気である。
最後に川を渡った時にはずいぶんと濁っていた。

道路についたときはほっとしましたね。

ここを渡るのはおっかねー


ちなみに夕食の際にこのことが話題となったが、一美さんの奥様は、
「遭難してヘリコプターを頼むとお金がかかるよねー」
一美さんが
「警察と消防のヘリコプターならただだよ。でもあそこは木が多いからヘリコプターからロープがおろせないな。」
JOさんが
「その場合は野営ですね。やっぱりね。」
私はヘリも野営もいや。
自分の身は自分で守ろうと思う。



雨はいったん止んだが夜半には再び強く降った。
翌日は釣りをあきらめ、フルーツ街道で桃を買って帰宅。


久しぶりに大きなイワナを釣りました。