2003年5月29日(木)晴れ
「新兵器登場」
猪苗代磐梯高原ICを降りた後、銀行に寄ってお金をおろします。だんだん地元になじんでしまいます。
裏磐梯にあるペンション風来坊に着くとオーナーの一美さんが待っていてくれました。
さっそくどこに釣りに行くか相談します。でも一美さんの顔がなんだかはれぼったい。
聞けば飲みすぎとのこと。私と入れ替わりで帰ったお客さんと山菜取りに行って山で飲み、帰ってきてから庭で飲み、当然昨晩も飲んだんだそうです。
ちなみに酒の肴は釣り餌のイクラだったとか。
私も運転で疲れているので体力のいる釣り場は明日やることにして、今日はわりと遡行の楽なK川に行くことにしました。
K川の入渓点に行ってみると車がいっぱい。びっくりしましたが竹の子採りなんだそうです。ちなみに入山料は1日1500円。
一美さんと二手に分かれて釣り始めます。
一美さんが作った燻製釜。 魚は釣ってくるのですか? と聞いたら 養魚場に発注したそうです。 |
ロングティペットリーダーを操る一美さん。 二日酔でもうまい! |
しばらくやると18センチくらいの岩魚がドライフライで釣れました。
岩に腰掛けて待っていると一美さんが上って来ました。聞けば3匹ほど釣ったとのこと。うーん、早いなあ。
一美さんと交互に釣って行きます。一美さんは時々釣り上げますが、私にはあまりきません。いかんなあ。
落ち込みから続くよさそうな流れがあります。ちょっと浅いかな?
うりゃ。パラシュートフライを流すとばしゃっと魚が喰らいつきました。
おお!大きい!あ、ジャンプした。
網ですくうとヤマメ。裏磐梯のヤマメらしい、ずんぐりした体高のあるヤマメです。
一美さんから「いいヤマメですね」とほめられ、得意得意。
K川の天然ヤマメ。この川の魚はよく引きます。 そして魚が入っているのが今回の新兵器 「キャンプボウル」 要するに携帯用の洗面器ですね。 |
しばらく釣ってから川から上がり、近くの食堂で蕎麦とおにぎりで昼食。
今度は少し下流からやってみることにしました。
大きなカゲロウがたくさん飛んでいます。
大きなプールではライズ。でも二人でやってみましたが釣れません。
何匹か釣りながら川を上っていきます。日も暮れてきたのでそろそろ終わりしなくてはなりません。
洗面器に入れると魚をゆっくり見ることができます。 こんな顔してたんだー などとと認識を新たにしました。 |
一美さんはツ抜け。 右は途中にあった大淵。丸の中が一美さん! |
うーむ、一美さんのようには釣れないなあ、とぼうっとしていると深い流れの中でばしゃっとライズ。
やったるぞ。
ティペットをチェックしてエルクヘアカディスを投げます。よーし、入った。
ばしゃ!
どひゃ!
かかった、かかった。釣れたのはヤマメ。うれしいー
そこではまだライズが続きましたが、もうフライには反応しませんでした。
川から上がって風来坊へ戻ります。
一美さんの携帯電話に奥様からメール。早く帰ってくるようにとのこと。
今日は娘さんの友達とバーベキューをするのだそうです。でも一美さんがいないと火が起こせません。
車を飛ばし、帰るやいなや一美さんと二人でグリルをセットして炭に火をつけました。
バーベキューはおいしかったですが、さすがに裏磐梯の夜は少し寒かったですねえ。
この日は風来坊泊。
今日は取水堰堤の取水口というものを初めて見ました。
中央の柱の左が下流へ続く門。
右が用水路に流れこむ門。
左が閉まっているのでここから下流はすごく水量が減っていました。
明日に続く