「ちょっとやかましい」
2017年9月29日(金)晴れ
 朝、上河内インターで休憩。
 息が白く凍る。
 秋だね。


渓流シーズンが終わる。
さえない年だった。
春先は雨が降らず、伊豆や福島では川底に黒い藻がついていて不気味。
それが梅雨明けすると、一転して雨の日ばかり。

自然相手だと、なかなか難しいものです。
今シーズン最後の釣行はいかに。
おやど風来坊へと向かう。



おやど風来坊のオーナー一美さんと二人で山形県のT川へ行く。
一美さんが
「いつも入る所よりずっと上流に堰堤があって、そこに魚が溜まっていると思う。」

何か根拠があるのかと疑いつつも、魚が溜まっている、というところに引かれて賛同。


川に立ってみると、風が強く少し寒いくらい。
秋の渓流は難しい。釣れるだろうか。

ところが
割といいペースでイワナがドライフライで釣れる。
「きた!」
「きた!」

一美さんが釣ると、おやど風来坊のブログ用に写真を撮る。
今日のブログはにぎやかでしょう。


いよいよ堰堤が見えてきた。
一美さんと左右に分かれて釣ってみる。

魚が溜まっている

はずだった。

ま、いいや。


「こっちです。」
一美さんが脱渓点を教えてくれる。
しかしこれがとんでもない所で、藪というか草木が密生しているというか
一美さんはさっさと上に行ってしまうが、私は足場が見つからずなかなか登れない。
やっとの思いで一美さんがいるところにたどり着く。
「次はこっちです。」
今度は崖の途中にある幅が20センチくらいしかないような道(?)。落ちると死にはしないが、相当なダメージだろう。
一美さんはましらのごとく進んでいく。
私も「私は猿。私は猿。」と自己暗示をかけて突破。


おやど風来坊に宿泊。



2017年9月30日(土)晴れ 釣りが終わったら雨
 本日のエサはミミズ。
 餌箱に移し替えるのだが
 けっこう逃げ足が速い。


渓流解禁は今日までだ。
おやど風来坊に宿泊している釣り人全員でK川に行き、3組に分かれて釣りをする。
私は餌釣りのKKさんと一緒。

今日も風があり、少し寒い。私もKKさんも途中から雨具を着た。
食い気が低そうなので、一つのポイントに何回もドライフライを流していく。
しばらくしてばしゃっとイワナが出た。やはり寒いので深いところにいるようだ。
KKさんも
「岩の下から引きずり出しました。」
と何回か言っていた。

昼近くなると少ないが虫も飛び始め、イワナの食いが良くなった。
まあまあサイズのイワナが釣れてくる。
KKさんも快調に釣っている。

餌釣りの人と一緒になるのは初めてではないが、この川は見通しが良いのでKKさんの釣りを見学する。
振り込みが実に正確。
仕掛けの流し方はゆっくりだ。後でお聞きすると、錘が底を叩くようにしているとのこと。
イワナがかかるとぴりぴりと目印が動く。
「おおおお」
思わず叫ぶ。
しかしKKさんはすぐには合わせない。ミミズでイワナを釣る場合、少し待つのがコツなのだそうだ。
もうすぐ下の段に落ちてしまう!
KKさんの腕が動く。
「おお!」
思わず叫ぶ。見事にイワナを釣りあげた。

後でお聞きしたら、私の声がやたら大きかったようだ。
すいません。



堰堤まで来た。今年の渓流釣りはここまでだ。
川面を見ているともじり。イワナが何かを食っている。
慎重にロッドを振り、イワナの少し上流にドライフライを落とすと、うまく流れてばくっと食いついた。それっと合わせる。
やった!と思ったら合わせ切れ。

あああ

その後も一つライズを見つけたがこれも取れず。KKさんも狙ってみたがだめだった。
竿をたたんで終了とする。おつかれさまでした。

たくさん釣れてよかった、と話しながら林道を歩く。
シーズン最後はよい釣行となりました。


おやど風来坊に宿泊。


翌日は、安達太良山登山。
野外の想い」に続く!