「ものさしの効力」
2022年8月27日(土)晴れのち曇りのち雨
おやど風来坊に到着。
車から降りるとJUSTさん、さっちゃんご夫婦も到着。今日、明日と一緒に釣りをします。

今月、東北地方は大雨となり、福島県にも被害が出ました。
しかし、おやど風来坊の一美さんによると、ここのところ雨は降っていないとのこと。むしろ渇水気味か。


ここのところ雨は降っていない


いやなキーワード




JUSTさんが「遠くで釣りたい」とのことなので、山形県との県境近くにある、有名なT川へ出発。
今回もJUSTさん、さっちゃんの車に乗せていただく。申し訳ない。




T川に着いてみると暑い。
水温は18度!

いやな予感は当たり、ドライフライを流してみても魚が反応しません。
「出ませんね〜」
と言いつつ進んでいくと、さすがさっちゃん!イワナを釣り上げました。

しばらくして私にもイワナがヒット。


さっそく、先日作成した水槽に入れてみました。
おお、いいですね。
ネットで掬うより捕まえた感がある。

よおし、この調子で行こう、などと張り切ったのですが、岩から降りるときに尻餅をつくと


バキッ


と音がし、腰にぶら下げていた水槽は壊れてしまいました。
ああ、せっかく作ったのに。

私が水槽を壊したのが運の尽きだったのか、はたまた今日はそういう日だったのか、
その後、何回か反応する魚はいるものの、釣れません。
だんだん疲れてきました。



対岸が崖になっているところに来ました。
見ると、対岸ぎりぎりの所に落ち込みがあります。草の葉が水に垂れ下がっていてフライが引っかかりそうですが、なんとなく涼しげです。
よく狙ってフライを落とすと、すーっと魚が浮いてきてフライを食いそこねて沈んでいきました。
いる!
もう一度フライを流すと、また浮いてきてフライを食いそこねて戻っていきます。
普通、2回くらいフライを見に来た魚は、その後はフライを追うのをやめてしまうものなのです。
しかし、再度流すと今度は長い距離を追ってきて、2回食いそこねました。ただ、今度は少し下流の石の前に定位したので、こちらからよく見えます。

慎重にもう一度。
すると今度はフライを咥えました。
合わせると、
かかった。

合わせた時の手応えは軽かったのですが、魚はどんどん下流に走ります。
「いかん」
私もいっよに走ります。
ここで足を滑らせて頭を割ったら、明日の福島民報に載るでしょうねえ。
などと思いつつ2段ほど下り、やっと魚をネットで掬いました。
大きなヤマメです。
JUSTさんに計っていただくと30cm。
初めて尺ヤマメを釣りました。


ここからは釣れるようになるのか!と一同張り切ったのですが、状況は変わらず、川からの反応はありませんでした。
暑かったので、もっと上流を釣ればよかったのかもしれません。

おやど風来坊泊。




尺ヤマメについては、夕食の際、さっちゃんから
「あのヤマメは白っぽかった。あれは死装束。したがって、あのヤマメは自殺志願だったに違いない。」
との講評をいただきました。



 釣っている途中に、ウェーダーの上から触ってみると、自分の車のカギがズボンのポケットにないことに気がつきました。
 JUSTさん、さっちゃんの車の中に落としたのかなと思い、車に戻ってから捜したのですがありません。
 今朝はおやど風来坊で着替えたので、そこで落としたのかとおやど風来坊に戻ってから捜したのですがありません。
 明朝、明るくなったら、もう一度、JUSTさん、さっちゃんの車を捜すことにしました。

 一応、配偶者には車のカギを失くしたことを電話で伝えました。
 「尺ヤマメの呪いだろう」との回答がありました。

 心配して一美さんが桟の上にものさし(定規)を置いてくれました。
 失せ物が見つかるおまじないです。たぶん「物を指す」からだと思います。

 結局、翌朝、JUSTさん、さっちゃんの車の中を探すと、
 「シートのレールを固定している金具の中」
 という実に鋭いところから見つかりました。

 車のカギが見つかったことは、配偶者にメールしました。

 JUSTさんがやってきて
 「メールの返事は来ましたか?」
 とうれしそうに聞きます。
 「まだです」
 「きっと返事は『アホ』ですよ」

 今度はさっちゃんがやってきて
 「メールの返事は来ましたか?」
 とうれしそうに聞きます。
 「まだです」
 「きっと返事は『アホ』ですよ」

 後で配偶者の返事を見ると、「アホ」とありました。
 お二人に伝えると大喜びでした。
 こんなに連携のとれたご夫婦は見たことがありません。


 みなさん、ご心配していただきありがとうございました。




2022年8月28日(日)曇りときどき雨
一美さんからK沢の様子を見てきてほしいとのご要望があり、また、昨晩、たくさん雨が降ったので、K沢はいいのではということになり、JUSTさん、さっちゃんと出発。

K沢は荒れていました。

私たちが釣った区間で4か所ほど大きな木が川に倒れこんでいました。
土砂が溜まっている所、崖が川の水でえぐれている所もあり、ちょっと身の危険を感じるくらいです。
なんだか脱渓点まで行けるのか、ということが心配になりました。
幸い、問題なく出ることができましたが、大雨の力はすごいものだと改めて感じました。


釣りの方ですが、さっちゃんが小ぶりのイワナを2匹釣ったのみ。
水温が16度と高く、また、川の中にゴミが流れていました。
状況として良くなかったです。


釣果は上がりませんでしたが、倒木をくぐったり、崩れた林道を避けて歩いたり、なかなか興奮度合いの高い釣行となりました。




余裕でピースサインをかますJUSTさん。

見るからに危ないので早くこちらへ!

その岩から木が落ちてくると、きっと痛いですよ。








今回も遊んでいただいてありがとうございます。

明日は晴れるね。

2022年8月29日(月)晴れ
JUSTさん、さっちゃんは昨日で帰宅、他の釣り人も帰られてしまいました。
2日間の釣行で少々疲れ気味ではありますが、あまりにも天気が良いので釣りに行きます。

一美さんにS川を勧められたのですが、入渓点にフライフィッシングの人がすでにいたのでK川に変更。
ちょっと用事があるので、釣りは12時まででです。

K川に入ってみると水温は14度ですが、雨が降っていないようで川の水が少し臭います。
この川も不調のようで、魚はドライフライにときどき出るのですが、ゆっくりではなく、びしっという感じで出るので針がかりしません。
かかってもすぐにばれてしまいます。

いろいろがんばってみたのですがだめです。
時刻は11時58分。

木の枝の下にドライフライを流すと、魚がドライフライにアタック!
今度はうまく合わせられました。
釣れたのはまあまあサイズのヤマメ。


今日はこれで満足。
釣行は終了。




時間ギリギリヤマメ。
右のところで釣れました。